息子の早朝勉強を始めて、思うことはひとつ。
「この子のやる気スイッチはどこにある?」である。
個別指導塾スクールIEのCMではないが、まさにあんな感じ。
娘の場合は人からやれと言われたことはすぐにやるタイプだけど、息子はまったく真逆で、あくまでも自分がやりたいことしかしない。
大学のマスコミOB会のメンバーであり、超大手広告代理店Hで出世街道を怒涛のごとく驀進中の田上さん(仮名)の妻(専業主婦)は、田上さん激似の3人の息子を3人とも家庭学習だけで慶応中学に入れたということで、今年のOB会の新年会は大いに盛り上がった。
現在の孟母、天晴れである。
あーた、天下の慶応に塾にも頼らず入れたんですよ! それも3人も!!
それってすごくないか?
もっとももっとすごいのは、3人とも中学から慶応に行かせることができる田上家の潤沢な教育資金なのだか・・・。
まあ、塾代はずいぶんと浮いたんだろうけど。
昨今の中学受験の内容はあなどれない。ましてや天下の慶応ともなれば、むべなるかな。
3人の息子たちに自ら教えたという奥さんの根性は並ではない。そのうちどっから講演会とか執筆依頼なんか来たりして。
もうそれぐらいの快挙である。
私には絶対真似できないね。中学受験どころか、小学校受験ですらお手上げ状態である。
素人指導の限界はもはやこれまでか。
そうなると考えられる次の一手は、銀座の先生が言っていた「塾通い」である。
銀座の先生によると、息子の国立小合格は微妙で塾に行かないと厳しいのだという。
それは実際に息子と勉強をしてみて、残酷なまでに突きつけられた事実であった。
いかんせん、“態度”が悪いのである。
小学校受験ではいくら勉強ができて高得点の子でも、態度が悪いと一発でアウトだという。じゃあ、勉強もできなくて得点も取れず、態度も悪い息子はどうなっちゃうの?
時は5月の終わり。受験シーズンまで半年はある。去年の今頃はまったく何も準備していなかったから、それに比べればまだ準備万端なほうだと思う(←当社比較ならぬ当家比較)。
子どもたちのピアノの先生であり、お受験エキスパートの泰子(仮名)のお薦めは個人塾S会。
ここの何がいいかといえばうちからべらぼうに近いことだ。なんと歩いて1分!
通りから少し中に入ったところにある一軒家で、看板も出ていないし、HPの類も一切なし。口コミだけで何十年も知る人ぞ知る幼児教室としてこの辺りに君臨しているらしい。
個人塾ならではのきめ細かさに定評があるのと、巧緻性(←平たく言えば手先の器用さ。小学校受験でほぼ必修の制作関係のことですね)に特に力を入れているらしいので、不器用な息子(←ごめんよ。私に似たらしい)にピッタリかも。
難点は先生が厳しいことらしいが、ヘタレな息子にはビシビシしごいてくれる先生のほうがいいかもしれない。
善は急げということでダイアルイン!
電話に出たのは年配の女性であった。
国立小志望で、フルタイムで働いているので土日の入塾志望であることを告げるやいなや、自分は場違いなところに電話をかけているのだと無言の圧力から悟った。
まず国立小志望のみというのは基本的に受け付けていないのと、母親が働いているのはこの塾ではどうやらマイナスポイントのようなのだ。
「国立は抽選がありますから、うちでは基本的にあくまでも私立との併願ということで、秋になったら会員限定で国立クラスを始めます。それも平日ですから、お宅様の場合はむつかしいかもしれませんね」
とのこと。
“お宅様”なんていう言葉遣いも嫌な感じ。ふん。こっちから願い下げだっちゅうの!
そして2軒目にかけたのが、カリスマ講師・新田先生(仮名)のいるWである。
2011年1月29日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿