2011年1月13日木曜日

早起きは三文の徳なのだ

 夫が息子の勉強を見ることにギブアップして以来、結局私が見ることに。
 帰宅し、夕食を食べ、お風呂に入ってから勉強を始めると、開始時間は夜の9時半ぐらいからになってしまう。なんだかんだであっと言う間に10時である。
 娘のときもそうだったが、このパターンは「早く子どもを寝かしたい」夫と、「勉強させたい」私の口ゲンカの火種になりかねない。
 また息子は起きるのに時間がかかり、普通のときでも洋服を着替えるのに莫大な時間を浪費している。ちゃっちゃと朝用意してもらうためにも、勉強は朝させたほうがいいかもしれない。

 そんなことで毎朝、1時間早く起きることに。
 それでもせいぜい起床時間は6時半なので、早起きといってもたいしたことではない。
 毎晩息子に「明日は6時半に起きて、クイズ大会(←今回も使っている!)の練習するからね」と言い聞かせておく。
 息子はめちゃくちゃ気分屋なので、「やるやるやる!」と張り切るときもあれば、「絶対に起きない」とまったくやる気のないときもある。
 しかし受験生の母はそんなことに振り回されてはいけないのである。

 そして朝。いくら前夜息子が「やるやるやる!」と張り切っていても、いざ起きるときになればそんなことはすっかり忘れている。
 起きないこと石の如し。厳しくしたところで効果がないので、「ルーティーン好き」の男子の習性をくすぐるしかない。

 息子の場合、いくつかパターンを試したところ、
①ベッドで「おしりかじり虫」の歌を歌いながら、こちょこちょと全身をくすぐる。
②抱っこしてリビングのソファーまで連れて行く。
③全身をマッサージする。
④電子レンジで20秒ほど温めたフェイスタオルで顔を拭いてあげる。
⑤ダイニングテーブル(=勉強場所)まで抱っこして連れて行く。
⑥おめざの一杯(←たいていヤクルト)をあげる。

①~⑥を儀式化すれば、たいてい起きてくれるようになった。ただこれだけでおよそ10分費やすことになる。しかもひとつでも飛ばすと、「ちゃんとやれ」とお叱りを受けてしまう。
めんどくさいよなあ。とっとと起きろよと思うが、ここはぐっと我慢だ。

 まずは難易度の低いものから始めさせる。ここですぐにエンジンがかかればいいが、日によっては、ものすごく簡単な問題でも「できないっ!」とグズることもある。
 そんな場合はあまり考えなくてもできる「ちぎり」からスタートだ。

 ただ問題は息子の「ちぎり」の出来がひどいこと。年明けから始めているので、すでに半年近く練習している計算になるが、ちょっとずつ親指と人差し指を使って丁寧にちぎることができないのだ。両手でビリッと裂いてしまうので、なんだかよくわからない形にしかならない。

 回転図形や分割などの図形は夫がそれまで少しずつ進めてくれていたので、できなくはないのだが、やはり出来にムラがある。
 「お話の記憶」については、記憶どころか話を聞いていないので、どひゃ~って感じ。
 「クマ歩き」などの運動は上出来。

最悪なのは面接の練習だ。まずきちんと立っていられない。受け答えができない。小さな声でごにょごにょと話すか、大声で怒鳴るように答えるかのどちらかなので、まったくなっていない。
 注意するとすぐに泣く。聞かれていることが理解できていない。
 これってどうなの?

 新たな頭痛の種の登場である。

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