2009年9月7日月曜日

まずはお受験情報だ!

 次の報告相手に選んだのは、近所のママ友にして私と娘のピアノの先生でもある泰子(仮名)。
 彼女は娘の幼稚園受験を2年連続で経験し、2年目で超倍率の高い国立のO女受験を成功させた猛者だ。
 その娘の制服姿を銀座の先生が予言したというのは以前、お伝えしたとおり。
 彼女の受験に費やしたエネルギー、情熱、金銭ともに半端ではなく、その情報収集能力はぜひとも諜報機関等で活用していただきたいほどだ。
 それに引き換え、田舎者で首都圏の教育事情に疎い私。
 公立小学校しか選択肢がない田舎に比べて、東京には選択肢がありすぎる。
 別に近所の公立小学校でもいいんだけど、思いがけず銀座の先生に「国立に行けるから受験しろ」と言われちゃったら、すっかりその気になってしまう。
 
どうしよう。このお受験モード。

いてもたってもいられず、まずは情報収集というわけで、その相手に最もふさわしいのが泰子だというわけだ。

泰子にはまず先生に言われた受験関係の話をする。
「へえ、T小かあ。いいんじゃない。T小。国立の中だとT小が一番試験も早いし、結果が出るのも早いよ」
「そうなんだ」
「T小だとペーパーもないしね」
「え? 同じ国立でも試験内容って違うの?」
「そりゃあそうだよ。求めている生徒像が違うんだから。言っておくけど、T小っていうのはかなり自由な校風で勉強なんて生徒に強制しないから、家でよっぽど勉強させる場合じゃないとやばいからね」
「やばいって何が? っていうか、学校によってカラーが違うの?」
「一口に国立っていってもそれぞれに校風も違うし、試験内容も違うし、あ、もしかして美央さん、国立ってずーっと大学までストレートに行けるって考えてない?」
「え? 違うの?」
「それも学校によって違うんだよ」
なんてややこしいんだ、国立小学校よ! 国立だったら一律にしろよ!
とついつい乱暴なことを考える私であった。

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