泰子(仮名)から伝授された都内の国立小学校情報は以下の通り。
東京都には6校国立小学校があって、それぞれの学校の受験資格に必要な要件はまず該当する学校の通学地域に入っているかどうかというもの。
その通学地域は学校によって違う。たとえばO女は23区内在住が条件だが、K小は通学時間が40分以内という具合だ。
世の中のお受験家族というのは、まずこの通学地域に関して多大な努力を払うらしく、通学地域に合致するところに引っ越しをするのは王道中の王道、なにがしらの理由でそれもままならない場合は、ジジババのところが通学地域に入っている場合はそこに住民票だけ移すとか、ひどい場合には何も関係のない場所に住民票だけ移すという荒業も横行しているとのこと。
そこで学校側も最近の3カ月分の光熱費の請求書控えを出させたりして、実際にその世帯がその通学地域に住んでいるかどうかのチェックをするらしい。
もうそこまでの話だけでお腹がいっぱいになる私。
ちなみに6校の国立小学校のうち、我が家から通えるのはO女、T大付属T小、G大付属T小、G大付属O小の4校。
これはかなり恵まれた住環境だと受験の通学地域だけ考えた場合は言えよう。
もちろん、今のところに引っ越してきたのは単なる偶然なのだが、ジモティーを除いてこの近所に受験目的で引っ越してくる人も多いのだとか。
そして我が家から通える4校についての特徴は以下の通り。
O女・・・抽選でほとんど落とす。倍率は男子が40倍ぐらい! 女子が80倍ぐらい!!男子は中学以降は進学できないため、男子の人気は低め。
抽選→テスト(運動テスト、行動観察、面接)→抽選
校風はおっとりめ。大学まで比較的ストレートでいきやすい。基本的にO女大学以上の偏差値の大学進学をめざす。
T大付属T小・・・倍率は男子が29倍ぐらい、女子が28倍ぐらい。
抽選→テスト(ペーパーテスト、工作、運動、口頭試験)→抽選
校風はスパルタ。1㎞とか2㎞の遠泳とかさせるらしい。勉強についていけないと上には進学できない。ここの高校は東大合格者を1学年で80名とか出している超難関校。研究授業も多く、がっつり勉強をするには最適。おっとりした子やマイペースな子にはきついかも。ペーパーテストは難しく、きちんと受験勉強をした子じゃないと解けないらしい。
G大付属T小・・・うちの子たちが銀座の先生から行くと言われた小学校。倍率は男子70倍ぐらい!! 女子65倍ぐらい!!
抽選→テスト(行動観察、工作、口頭試験)→抽選
校風は自由闊達。生徒の自主性を重んじるらしいので、勉強しない子はとことん落ちこぼれるらしい。中学にはほとんど進学できるが、ここの高校はいきなりレベルが高くなるので、高校まで行ける生徒はそれほどいないらしい。それでも人気はピカイチ、
抽選で結構残すらしく、ペーパーテストはない。行動観察では積極的に友だちと関わろうとする子が有利になるらしい。
G大付属O小・・・倍率は男子24倍ぐらい、女子23倍ぐらい。
抽選→テスト(ペーパーテスト、行動観察、運動、面接)→抽選
校風はG大付属の他校同様、自由闊達らしい。泰子はこの学校にはほとんど関心がなかったらしく、あまり情報はなし。
「だからさ、銀座の先生からT小って言われるっていうのは、何か説得力があるわけよ。行動観察だけだから、Aちゃん(←うちの娘)みたいな感じの子って通りやすいし、なんていったって、ペーパーがないから」
「そうかあ、一口に国立って言ってもいろいろあるんだねえ~(しみじみ)」
「いくら記念でいいって言われたからっていっても、当然模擬ぐらいは受けるでしょ?」
「模擬???」
もぎ。
カタカナではモギ。
ねえ、5歳とか6歳の子に模擬っていったいなんのこと?
0 件のコメント:
コメントを投稿