「行動観察対策っていったい何やるわけ? 対策の立てようなんてあるわけ?」
と誰に言うわけでもなくひとりごちる私に、
「うふふふ。あるのよ。ちゃんと、対策って」
と含み笑いをするみっちゃん(仮名)。
「たとえばね、何もない部屋に子どもたちを集めて放っておくわけ。そこでリーダーシップを発揮して、何もないけどジャンケンして遊ぼうとか、しりとりをしようとか提案した子が合格!とか、そのリーダー役の参謀タイプみたいな子が合格!とか学校によって求める子どもが違うから、ちゃんと学校に応じて行動観察の対応も練っておくわけよ」
「そんなの、ひとりの子どもがこの学校ではこういう役割、この学校ではこう振舞うなんて、演じわけられるわけ?」
「そのための対策講座じゃない!」
ああそうですか。すごいよな。でも学校によってキッチリ求められる子どもを演じ分けられる子どもってどうなのよ? 末恐ろしくないか?
そんなことより、暑い。あ~、もう、早くビールでも飲みたいよぅ~。
そうゴネる私に、
「じゃあ、行っときますか」
とみんなもすっかり真っ昼間からビール・モードへ。
そして我々はなかなか来ないバスをあきらめ、地下鉄の最寄り駅まで歩く。けどこの近辺って全然お店がない! 駅近くにファミレスが2軒ぐらいあるけど、ファミレスじゃあなあ~。
「とりあえず地下鉄乗って池袋まで出ますか」
全員で地下鉄に乗り込む。なんだかこのメンバーで地下鉄に乗っている図がおかしい。
「ヒロキ(仮名)の上司ってやっぱ舛添さんなわけ?」
「もちろん直属じゃないですよ」
「明日の選挙(←この日は8月29日だった)で民主が政権とったら、やっぱヒロキのとこの大臣って長妻さんになるのかな」
「官僚にとってどっちが御しやすいわけよ?」
「いやいや、御しやすいだなんて。私は国民生活をよりよく考えてくださる大臣にお仕えしたいだけです」
「ちっ、なんだよ。その上から目線はよぉ。今度こそ消えた年金なんとかしろよ」
「産婦人科医や小児科医不足も深刻よねぇ~」
と厚生労働省勤務のヒロキをいじっているうちに池袋に到着。
「さあ~てと、どこで飲むか」
ただいまの時刻は午後2時半。土曜日のこんな時間とはいえ、天下の池袋ならどっか開いてるでしょ。
「ねえさん(←私のこと)、自分の知ってる店が西口にあるっす。そこでいいっすか」
なぜか舎弟口調になるタケル(仮名)。
「そうだな、今日はそこで反省会だな」
となんの反省会だかわからないが、タケルが知っているという西口の真昼間から開いている焼き鳥屋にゴー。
こんなクソ暑い日はビールに限る。
2010年2月26日金曜日
2010年2月23日火曜日
学校説明会 午後の部③
午前中の公立小学校説明会と打って変わり、水を打ったようにシーンとしたG大附属T小学校の学校説明会。
まずは副校長先生と言う人が出てきて、挨拶をする。
正座したまま、深々と頭を下げる保護者たち。
「まず最初にお断りしておきますが、我が校は中学進学を目的とした進学校ではなく、教育実習を目的とした実験校であるということです」
とギラギラと血走った目をしてメモを取り出した保護者たちに、いきなり牽制球を投げる副校長。
「その上で、まずは我が校の年間活動をご紹介するビデオをご覧ください」
と巨大なスクリーンにはプロジェクターから、この学校の生徒たちの日常生活が映し出されている。
年間を通した学校生活のビデオが流されるのだが、取り立てておもしろいものではない。印象的にはなんだかイベントが多い学校だなあといったところだ。
あと校内に小さな水田があり、そこでお米の栽培をしているのだとか。
ビデオを見終わると、学校説明に入る。
この間、基本的に繰り返されていたことは、「進学校ではない」「教育実習のための実験校である」「国立法人になってからお金がないので寄付して欲しい」「学生が教えることが多いので、あまり授業のクオリティには期待しないで欲しい」「中学まではとりあえず行けるが高校はそうではない」ということで、それらのことを重々踏まえたうえで受験して欲しいとのことだった。
いや、受験して欲しいというよりも、なんだかあんまりたくさんの人に受けてもらっても迷惑的なニュアンスすらあった。
そして最後に「受験のための特別な準備はくれぐれもしないでください」という念押しまで。
って言われなくてもやってないし。
説明会を通して、先生の「この学校のことを知ってほしい」「この学校のことを好きになってほしい」「この学校をぜひ受けて欲しい」という熱意がほとんど感じられないことに唖然とする。
銀座の先生からこの学校に子どもたちが通うことになると言われていたが、まったくピンとこない。
嫌な感じというわけではないが、どうも説明会も不親切だし。
けど制服の感じ(特に男子)はやっぱり先生が書いてくれた制服に似てるよなあ。
小1時間ほどで説明会が終了し、最後の最後で体育館の外でこの小学校の研究課題をまとめた冊子を販売しているので、良かったら購入して欲しいというアナウンスが入る。
4冊シリーズになっていて1冊につき2,000円強ほど。
え、4冊で8,000円!
気のせいか、このアナウンスのときが一番熱が入っていたような。
体育館を出ると保護者たちはすでに冊子を買うために行列を作っている。
みっちゃん(仮名)とタケル(仮名)とヒロキ(仮名)、そして私はお互いの顔色を窺いながら、
「どうする? 買う?」
と聞く。
「そうねえ~、ちょうど私たち4人いるから1冊ずつ買って回し読みするって手もあるけど」
とみっちゃん。
「うーん。どうしようか?」
と30秒ほど悩んでから、
「まあ、いいっか」
と全員で口を揃えて、その行列に背を向ける私たち。
こんな都会のど真ん中にあるのに、学校の敷地は広く、設備はわりと新しく、校庭も広い。環境は良さそうだな~。
本当にここにうちの子どもたちが通うのかな。
門のところでは引き続き、業者が保護者たちにチラシを配っている。私もそうだったが、おもしろいことにほとんどの保護者たちがチラシを受け取っている。過去問のサンプルがあるブースでは、中を確認している保護者ですらいる。
お主、やる気だな。
なぜか心の中で武士言葉になるそれがし。
しかし、この小学校の選考は行動観察のみなのに、どうやって受験対策の立てようがあるんだろうか?
お、チラシにはしっかりと「行動観察対策講座」という文字が躍っている。
2時間の講座のお値段がなんと1万9千800円!!
こういうのっていったいどうなわけ?
まずは副校長先生と言う人が出てきて、挨拶をする。
正座したまま、深々と頭を下げる保護者たち。
「まず最初にお断りしておきますが、我が校は中学進学を目的とした進学校ではなく、教育実習を目的とした実験校であるということです」
とギラギラと血走った目をしてメモを取り出した保護者たちに、いきなり牽制球を投げる副校長。
「その上で、まずは我が校の年間活動をご紹介するビデオをご覧ください」
と巨大なスクリーンにはプロジェクターから、この学校の生徒たちの日常生活が映し出されている。
年間を通した学校生活のビデオが流されるのだが、取り立てておもしろいものではない。印象的にはなんだかイベントが多い学校だなあといったところだ。
あと校内に小さな水田があり、そこでお米の栽培をしているのだとか。
ビデオを見終わると、学校説明に入る。
この間、基本的に繰り返されていたことは、「進学校ではない」「教育実習のための実験校である」「国立法人になってからお金がないので寄付して欲しい」「学生が教えることが多いので、あまり授業のクオリティには期待しないで欲しい」「中学まではとりあえず行けるが高校はそうではない」ということで、それらのことを重々踏まえたうえで受験して欲しいとのことだった。
いや、受験して欲しいというよりも、なんだかあんまりたくさんの人に受けてもらっても迷惑的なニュアンスすらあった。
そして最後に「受験のための特別な準備はくれぐれもしないでください」という念押しまで。
って言われなくてもやってないし。
説明会を通して、先生の「この学校のことを知ってほしい」「この学校のことを好きになってほしい」「この学校をぜひ受けて欲しい」という熱意がほとんど感じられないことに唖然とする。
銀座の先生からこの学校に子どもたちが通うことになると言われていたが、まったくピンとこない。
嫌な感じというわけではないが、どうも説明会も不親切だし。
けど制服の感じ(特に男子)はやっぱり先生が書いてくれた制服に似てるよなあ。
小1時間ほどで説明会が終了し、最後の最後で体育館の外でこの小学校の研究課題をまとめた冊子を販売しているので、良かったら購入して欲しいというアナウンスが入る。
4冊シリーズになっていて1冊につき2,000円強ほど。
え、4冊で8,000円!
気のせいか、このアナウンスのときが一番熱が入っていたような。
体育館を出ると保護者たちはすでに冊子を買うために行列を作っている。
みっちゃん(仮名)とタケル(仮名)とヒロキ(仮名)、そして私はお互いの顔色を窺いながら、
「どうする? 買う?」
と聞く。
「そうねえ~、ちょうど私たち4人いるから1冊ずつ買って回し読みするって手もあるけど」
とみっちゃん。
「うーん。どうしようか?」
と30秒ほど悩んでから、
「まあ、いいっか」
と全員で口を揃えて、その行列に背を向ける私たち。
こんな都会のど真ん中にあるのに、学校の敷地は広く、設備はわりと新しく、校庭も広い。環境は良さそうだな~。
本当にここにうちの子どもたちが通うのかな。
門のところでは引き続き、業者が保護者たちにチラシを配っている。私もそうだったが、おもしろいことにほとんどの保護者たちがチラシを受け取っている。過去問のサンプルがあるブースでは、中を確認している保護者ですらいる。
お主、やる気だな。
なぜか心の中で武士言葉になるそれがし。
しかし、この小学校の選考は行動観察のみなのに、どうやって受験対策の立てようがあるんだろうか?
お、チラシにはしっかりと「行動観察対策講座」という文字が躍っている。
2時間の講座のお値段がなんと1万9千800円!!
こういうのっていったいどうなわけ?
2010年2月22日月曜日
学校説明会 午後の部②
うだる暑さの中、G大附属T小学校の学校説明会の大行列に並ぶ私とみっちゃん(仮名)。
なんと行列の中に、タケル(仮名)もいるじゃないか!
カリンちゃん(仮名)パパことタケルはうちの夫と、みっちゃんの夫であるカズヒロ(仮名)たちと夫婦で「オヤジズ」という保護者バンドを結成している。
まあ家族ぐるみというと聞こえは美しいが、私たちは何かといっては飲んだくれている飲み友達だ。
タケルはいつもロックTシャツを着て、現在は茶髪のロン毛なので(←ヤツはコロコロと髪型をよく変える)、ずっと業界の人だと勘違いしていたが、タケルは精密機器のメーカーに勤める立派なサラリーマンだ。
それがどうした!? 今日はちゃんとスーツを着ているではないか!
しかも40歳だというのにスーツが全然似合っていない! 何年サラリーマンをやっているんだ? しかもカバンを肩から斜め掛けにしている!
ああ~、だめだ。緊張の糸がプチッと切れ、ガハハハハっと笑いがこみ上げてくる。
「どうしたタケル? 今日は就職活動かぁ~?」
しおらしく行列に並んでいるタケルについデカイ声を出すと、周りのお母様方がギョッとした顔をする。
あ、しまった。しまった。しかもタケル、他人のフリしてるし。
そうこうしているうちに開場の準備ができたらしく、体育館に吸い込まれていく私たち。
そこそこ新しく立派な体育館には椅子の準備がされておらず、床にキッチリと並んで正座しろという。
マジですか! 正座! ああ~、スーツじゃなくて良かった~。
全員が腰を下ろし終えたところで、全体を見渡してみると体育館の4分の3ほど埋まっている感じか。
もちろん小さい子どもを連れてきている親なんてひとりもいない。
はあ~。さすがだ。
おっ! ここでヒロキ(仮名)も発見!
ヒロキは雪美ちゃん(仮名)のパパで同じく保育園の保護者仲間だ。
なんとヒロキまでスーツ姿じゃないか!
ヒロキは厚生労働省の役人なのでいつもスーツで役所に行ってるんだろうけど、それでもスーツ姿のヒロキはとっちゃん坊やみたいだ。しかも何気にクールビス。さすが官僚。
ヒロキにちっちゃく手を振ると、人の良さそうな顔でニッコリと会釈してくる。
おっ、ほかにもチラホラと知ったお母さんの顔もあるではないか。
あ~、やっぱり人気があるんだな。
そして定刻キッチリに説明会が始まったのであった。
なんと行列の中に、タケル(仮名)もいるじゃないか!
カリンちゃん(仮名)パパことタケルはうちの夫と、みっちゃんの夫であるカズヒロ(仮名)たちと夫婦で「オヤジズ」という保護者バンドを結成している。
まあ家族ぐるみというと聞こえは美しいが、私たちは何かといっては飲んだくれている飲み友達だ。
タケルはいつもロックTシャツを着て、現在は茶髪のロン毛なので(←ヤツはコロコロと髪型をよく変える)、ずっと業界の人だと勘違いしていたが、タケルは精密機器のメーカーに勤める立派なサラリーマンだ。
それがどうした!? 今日はちゃんとスーツを着ているではないか!
しかも40歳だというのにスーツが全然似合っていない! 何年サラリーマンをやっているんだ? しかもカバンを肩から斜め掛けにしている!
ああ~、だめだ。緊張の糸がプチッと切れ、ガハハハハっと笑いがこみ上げてくる。
「どうしたタケル? 今日は就職活動かぁ~?」
しおらしく行列に並んでいるタケルについデカイ声を出すと、周りのお母様方がギョッとした顔をする。
あ、しまった。しまった。しかもタケル、他人のフリしてるし。
そうこうしているうちに開場の準備ができたらしく、体育館に吸い込まれていく私たち。
そこそこ新しく立派な体育館には椅子の準備がされておらず、床にキッチリと並んで正座しろという。
マジですか! 正座! ああ~、スーツじゃなくて良かった~。
全員が腰を下ろし終えたところで、全体を見渡してみると体育館の4分の3ほど埋まっている感じか。
もちろん小さい子どもを連れてきている親なんてひとりもいない。
はあ~。さすがだ。
おっ! ここでヒロキ(仮名)も発見!
ヒロキは雪美ちゃん(仮名)のパパで同じく保育園の保護者仲間だ。
なんとヒロキまでスーツ姿じゃないか!
ヒロキは厚生労働省の役人なのでいつもスーツで役所に行ってるんだろうけど、それでもスーツ姿のヒロキはとっちゃん坊やみたいだ。しかも何気にクールビス。さすが官僚。
ヒロキにちっちゃく手を振ると、人の良さそうな顔でニッコリと会釈してくる。
おっ、ほかにもチラホラと知ったお母さんの顔もあるではないか。
あ~、やっぱり人気があるんだな。
そして定刻キッチリに説明会が始まったのであった。
学校説明会 午後の部①
公立の小学校の学校説明会のあと、ランチを挟んでG大附属T小学校の学校説明会へみっちゃんとゴー。
G大附属T小学校までは本数は少ないが。校門の前まで行くバスが出ている。このバスに乗ってしまえば、乗り換えなしで、G大附属T小学校だけでなく、その手前のバス停ではT大附属T小学校、O女附属O小学校も1本で行けてしまう。
なので私は密かにこのバスを国立お受験バスと呼んでいる。
意外なことにみっちゃんはこのバスの存在を知らず、「あら~、いいこと聞いちゃったわ」と嬉しそうな顔をし、
「Aちゃん(←うちの娘)と陽太(仮名)が二人揃ってG大附属T小に行ったら、このバスで通えばいいのね。そしたら学童もいっしょに行けばいいんだし、バッチリよね」
と言う。
でもみっちゃん、G大附属T小の自由闊達な校風では陽太は遊んでしまうから、ビシビシと鍛えてくれるT大附属T小や私立のG小じゃないとダメだって言ってなかったっけ?
そう思いつつも、私も陽太とうちの娘が同じ小学校に通ってくれるなら安心だ。
近所の公立は近くて便利だけど、先ほどの説明会で、前まで感じていた娘をわざわざ遠い学校へ通わせる躊躇は吹き飛んでいた。
親があれでは学校生活が危ぶまれるではないか。
だったらバスにでもなんにでも乗って少しでも環境のいいところに行かせてあげたいと思うのは親心だろう。
と偉そうなことを書いてみたが、実はこの日までG大附属T小に足を運んだことはなく、バスに乗ってみたのも初めてだった。
バスはT大附属T小やO女附属O小学校の停留所を通り過ぎて7~8分すると、G大附属T小学校の正門の前で停まる。
バスを降りると何人か業者らしき人々がチラシを配っている。もらってみると国立受験塾や問題集の宣伝で埋め尽くされていて、「合格率70%の実績!」だとか、「まだ間に合う直前模試!」だとか「出題率80%の過去問」などといった勢いのあるキャッチコピーが紙面で踊っている。
こういうのを見ると、いよいよ始まるのだなと思う。
校門にはどこからこんなに人が湧いてくるのかと思うほど、このクソ暑い日にバッチリ紺のスーツに身を固めたお母様、お父様が吸い込まれていく。
ねえ、どうしてみんなスーツなの? 単なる学校説明会なのに。
周りをキョロキョロするとどうやらこんなカジュアルなカッコウをしているのは少数派のようだ。
説明会場になっている体育館の外に整然と並んでいる親! 親! 親!の大行列を見て、ドン引きしてしまう。
説明会まであと30分以上あるよね? それなのにこの大行列?
みっちゃんととりあえず並んでみると、次から次へと人が増えてきて、ますます行列が伸びていく。
すごいよなあ~! しかもこの説明会自体3回目なので、少なくてもこの3倍はこの学校に興味がある親たちがいるということだ。
誰も私語をする人がいなくて、じっと耐え忍ぶように行列を作っている親たちの姿は午前中の公立の説明会のときとは大違いだ。
みんななんでそんな神妙な顔をして並んでいるんだろう。
こういうときに限っておかしくもないのに笑いがこみ上げてきてしまう。
要は緊張感に耐えられないのだ。
あとみんなが欲しがるものに関して冷めてしまうというか、バスケなんかでみんなが必死にボールを追いかけていると、ついつい気迫負けしてそのボールを敵に「はい。どうぞ」とうっかり渡す間抜けなところが私にはある。
そんなに欲しけりゃ、持ってけ! 泥棒という気持ちになってしまうのだ。
ってそれじゃあ、ダメじゃん、私!
他の親を見習えよ、私!
お、そこで見慣れた顔を発見!
G大附属T小学校までは本数は少ないが。校門の前まで行くバスが出ている。このバスに乗ってしまえば、乗り換えなしで、G大附属T小学校だけでなく、その手前のバス停ではT大附属T小学校、O女附属O小学校も1本で行けてしまう。
なので私は密かにこのバスを国立お受験バスと呼んでいる。
意外なことにみっちゃんはこのバスの存在を知らず、「あら~、いいこと聞いちゃったわ」と嬉しそうな顔をし、
「Aちゃん(←うちの娘)と陽太(仮名)が二人揃ってG大附属T小に行ったら、このバスで通えばいいのね。そしたら学童もいっしょに行けばいいんだし、バッチリよね」
と言う。
でもみっちゃん、G大附属T小の自由闊達な校風では陽太は遊んでしまうから、ビシビシと鍛えてくれるT大附属T小や私立のG小じゃないとダメだって言ってなかったっけ?
そう思いつつも、私も陽太とうちの娘が同じ小学校に通ってくれるなら安心だ。
近所の公立は近くて便利だけど、先ほどの説明会で、前まで感じていた娘をわざわざ遠い学校へ通わせる躊躇は吹き飛んでいた。
親があれでは学校生活が危ぶまれるではないか。
だったらバスにでもなんにでも乗って少しでも環境のいいところに行かせてあげたいと思うのは親心だろう。
と偉そうなことを書いてみたが、実はこの日までG大附属T小に足を運んだことはなく、バスに乗ってみたのも初めてだった。
バスはT大附属T小やO女附属O小学校の停留所を通り過ぎて7~8分すると、G大附属T小学校の正門の前で停まる。
バスを降りると何人か業者らしき人々がチラシを配っている。もらってみると国立受験塾や問題集の宣伝で埋め尽くされていて、「合格率70%の実績!」だとか、「まだ間に合う直前模試!」だとか「出題率80%の過去問」などといった勢いのあるキャッチコピーが紙面で踊っている。
こういうのを見ると、いよいよ始まるのだなと思う。
校門にはどこからこんなに人が湧いてくるのかと思うほど、このクソ暑い日にバッチリ紺のスーツに身を固めたお母様、お父様が吸い込まれていく。
ねえ、どうしてみんなスーツなの? 単なる学校説明会なのに。
周りをキョロキョロするとどうやらこんなカジュアルなカッコウをしているのは少数派のようだ。
説明会場になっている体育館の外に整然と並んでいる親! 親! 親!の大行列を見て、ドン引きしてしまう。
説明会まであと30分以上あるよね? それなのにこの大行列?
みっちゃんととりあえず並んでみると、次から次へと人が増えてきて、ますます行列が伸びていく。
すごいよなあ~! しかもこの説明会自体3回目なので、少なくてもこの3倍はこの学校に興味がある親たちがいるということだ。
誰も私語をする人がいなくて、じっと耐え忍ぶように行列を作っている親たちの姿は午前中の公立の説明会のときとは大違いだ。
みんななんでそんな神妙な顔をして並んでいるんだろう。
こういうときに限っておかしくもないのに笑いがこみ上げてきてしまう。
要は緊張感に耐えられないのだ。
あとみんなが欲しがるものに関して冷めてしまうというか、バスケなんかでみんなが必死にボールを追いかけていると、ついつい気迫負けしてそのボールを敵に「はい。どうぞ」とうっかり渡す間抜けなところが私にはある。
そんなに欲しけりゃ、持ってけ! 泥棒という気持ちになってしまうのだ。
ってそれじゃあ、ダメじゃん、私!
他の親を見習えよ、私!
お、そこで見慣れた顔を発見!
2010年2月19日金曜日
小学校説明会始まる③
教育長は騒然としている聴衆を諌めるわけでもなく、粛々と隣接校選択制の説明なんかをしている。
ちなみに我が区の隣接校選択制とは、小学校を地区ごとにブロックで分けてその中で行きたい学校を選べるという制度だ。
もちろん住所によって学区は決まっているのだが、各校に選択制で行ける児童数の定員があって、人気のある小学校には定員以上の児童が殺到する。その場合はくじ引きで決めるというルールがあるそうで、うちの娘の学区は家から数秒のM小学校だ。
そしてN小学校、H小学校、T小学校、I小学校、そしてMZ小学校の4校がうちの場合の隣接校にあたる。
この中でダントツに人気があるのが、超高級住宅街にあるMZ小で、毎年くじ引きが行われるのだという。
わざわざこの小学校に子どもを入れるために他地域から引っ越してくる親御さんもいるらしく、中学受験率はほぼ100%! 教育熱心な親が多いのでPTAの役員なんかは数秒で決まってしまうという公立らしからぬ小学校だ。
片やうちの学区にあるM小学校は、数年前に3つの小学校が合併してできた新設校だ。そのため校舎は最新設備を誇っている。うちの保育園からは7割ほどここの小学校へ進み、またMZ小学校のざーます的な校風を嫌って、MZ小学校区なのにも関わらず、こちらをわざわざ選ぶ親もいるという。まあよくも悪くも普通の小学校だ。
中学受験率も18%ほど(だいたい首都圏の平均受験率。しかしうちの区の平均は50%ぐらいだと思う)とMZ小学校とは大違い。都心の小学校の割には代々ジモティ率の高いエリアで自営業の親も多い。
M小学校はとにかくうちから近いので、夫なんかはこの小学校以外眼中にない。
それにしても会場がうるさい。赤ちゃんの泣き声や、ぐずる子どもたちの声、大きな声で叫んだり笑ったりしながら、会場の中を走り回る子どもたち。
ひっきりなしにしゃべりまくっている保護者たち。
いったい、なんなんだ。節度と言うものがこの人たちにはないのかね?
しかし会場を見渡すと、うちの保育園から来ている保護者も数人に過ぎず、中でもマジメなタイプというか比較的キッチリしているお母さんたちだけだ。
ってことは、これでも来てるだけでもマシってやつなの?
すでに保護者説明会自体が学級崩壊みたいになっているのだ。
なんだか公立小の実態を見せつけられたようで、暗澹たる気持ちになる。
まったく、人の親なんだから、先生の話ぐらいキチンと聞きましょうね!
その後の個別相談では、学童クラブのコーナーへ行き、うちから一番近いM小学校の学童でも違う小学校へ通っている子も受け入れてもらえるという話を聞けて、みっちゃんといっしょにホッとする。
小学校になったら共働きの親にとって、わが子の放課後の過ごし方は大問題だ。
もし国立小学校に受かったら、そこから学童へは自力で行ってもらわないといけないが、そのあたりは受かってから考えることにしよう。
しかし個別相談で残っている親はほとんどいなかった。みんなあまり教育に関心がないのだろうか? はたまた関心のある親は最初から公立など考えてもいないのか?
そういえば知り合いのお受験しそうなお母さんは誰も来ていないよな。
なんだかいろいろと考えさせられる学校説明会だった
ちなみに我が区の隣接校選択制とは、小学校を地区ごとにブロックで分けてその中で行きたい学校を選べるという制度だ。
もちろん住所によって学区は決まっているのだが、各校に選択制で行ける児童数の定員があって、人気のある小学校には定員以上の児童が殺到する。その場合はくじ引きで決めるというルールがあるそうで、うちの娘の学区は家から数秒のM小学校だ。
そしてN小学校、H小学校、T小学校、I小学校、そしてMZ小学校の4校がうちの場合の隣接校にあたる。
この中でダントツに人気があるのが、超高級住宅街にあるMZ小で、毎年くじ引きが行われるのだという。
わざわざこの小学校に子どもを入れるために他地域から引っ越してくる親御さんもいるらしく、中学受験率はほぼ100%! 教育熱心な親が多いのでPTAの役員なんかは数秒で決まってしまうという公立らしからぬ小学校だ。
片やうちの学区にあるM小学校は、数年前に3つの小学校が合併してできた新設校だ。そのため校舎は最新設備を誇っている。うちの保育園からは7割ほどここの小学校へ進み、またMZ小学校のざーます的な校風を嫌って、MZ小学校区なのにも関わらず、こちらをわざわざ選ぶ親もいるという。まあよくも悪くも普通の小学校だ。
中学受験率も18%ほど(だいたい首都圏の平均受験率。しかしうちの区の平均は50%ぐらいだと思う)とMZ小学校とは大違い。都心の小学校の割には代々ジモティ率の高いエリアで自営業の親も多い。
M小学校はとにかくうちから近いので、夫なんかはこの小学校以外眼中にない。
それにしても会場がうるさい。赤ちゃんの泣き声や、ぐずる子どもたちの声、大きな声で叫んだり笑ったりしながら、会場の中を走り回る子どもたち。
ひっきりなしにしゃべりまくっている保護者たち。
いったい、なんなんだ。節度と言うものがこの人たちにはないのかね?
しかし会場を見渡すと、うちの保育園から来ている保護者も数人に過ぎず、中でもマジメなタイプというか比較的キッチリしているお母さんたちだけだ。
ってことは、これでも来てるだけでもマシってやつなの?
すでに保護者説明会自体が学級崩壊みたいになっているのだ。
なんだか公立小の実態を見せつけられたようで、暗澹たる気持ちになる。
まったく、人の親なんだから、先生の話ぐらいキチンと聞きましょうね!
その後の個別相談では、学童クラブのコーナーへ行き、うちから一番近いM小学校の学童でも違う小学校へ通っている子も受け入れてもらえるという話を聞けて、みっちゃんといっしょにホッとする。
小学校になったら共働きの親にとって、わが子の放課後の過ごし方は大問題だ。
もし国立小学校に受かったら、そこから学童へは自力で行ってもらわないといけないが、そのあたりは受かってから考えることにしよう。
しかし個別相談で残っている親はほとんどいなかった。みんなあまり教育に関心がないのだろうか? はたまた関心のある親は最初から公立など考えてもいないのか?
そういえば知り合いのお受験しそうなお母さんは誰も来ていないよな。
なんだかいろいろと考えさせられる学校説明会だった
小学校説明会始まる②
教育長は騒然としている聴衆を諌めるわけでもなく、粛々と隣接校選択制の説明なんかをしている。
ちなみに我が区の隣接校選択制とは、小学校を地区ごとにブロックで分けてその中で行きたい学校を選べるという制度だ。
もちろん住所によって学区は決まっているのだが、各校に選択制で行ける児童数の定員があって、人気のある小学校には定員以上の児童が殺到する。その場合はくじ引きで決めるというルールがあるそうで、うちの娘の学区は家から数秒のM小学校だ。
そしてN小学校、H小学校、T小学校、I小学校、そしてMZ小学校の4校がうちの場合の隣接校にあたる。
この中でダントツに人気があるのが、超高級住宅街にあるMZ小で、毎年くじ引きが行われるのだという。
わざわざこの小学校に子どもを入れるために他地域から引っ越してくる親御さんもいるらしく、中学受験率はほぼ100%! 教育熱心な親が多いのでPTAの役員なんかは数秒で決まってしまうという公立らしからぬ小学校だ。
片やうちの学区にあるM小学校は、数年前に3つの小学校が合併してできた新設校だ。そのため校舎は最新設備を誇っている。うちの保育園からは7割ほどここの小学校へ進み、またMZ小学校のざーます的な校風を嫌って、MZ小学校区なのにも関わらず、こちらをわざわざ選ぶ親もいるという。まあよくも悪くも普通の小学校だ。
中学受験率も18%ほど(だいたい首都圏の平均受験率。しかしうちの区の平均は50%ぐらいだと思う)とMZ小学校とは大違い。都心の小学校の割には代々ジモティ率の高いエリアで自営業の親も多い。
M小学校はとにかくうちから近いので、夫なんかはこの小学校以外眼中にない。
それにしても会場がうるさい。赤ちゃんの泣き声や、ぐずる子どもたちの声、大きな声で叫んだり笑ったりしながら、会場の中を走り回る子どもたち。
ひっきりなしにしゃべりまくっている保護者たち。
いったい、なんなんだ。節度と言うものがこの人たちにはないのかね?
しかし会場を見渡すと、うちの保育園から来ている保護者も数人に過ぎず、中でもマジメなタイプというか比較的キッチリしているお母さんたちだけだ。
ってことは、これでも来てるだけでもマシってやつなの?
すでに保護者説明会自体が学級崩壊みたいになっているのだ。
なんだか公立小の実態を見せつけられたようで、暗澹たる気持ちになる。
まったく、人の親なんだから、先生の話ぐらいキチンと聞きましょうね!
その後の個別相談では、学童クラブのコーナーへ行き、うちから一番近いM小学校の学童でも違う小学校へ通っている子も受け入れてもらえるという話を聞けて、みっちゃんといっしょにホッとする。
小学校になったら共働きの親にとって、わが子の放課後の過ごし方は大問題だ。
もし国立小学校に受かったら、そこから学童へは自力で行ってもらわないといけないが、そのあたりは受かってから考えることにしよう。
しかし個別相談で残っている親はほとんどいなかった。みんなあまり教育に関心がないのだろうか? はたまた関心のある親は最初から公立など考えてもいないのか?
そういえば知り合いのお受験しそうなお母さんは誰も来ていないよな。
なんだかいろいろと考えさせられる学校説明会だった
ちなみに我が区の隣接校選択制とは、小学校を地区ごとにブロックで分けてその中で行きたい学校を選べるという制度だ。
もちろん住所によって学区は決まっているのだが、各校に選択制で行ける児童数の定員があって、人気のある小学校には定員以上の児童が殺到する。その場合はくじ引きで決めるというルールがあるそうで、うちの娘の学区は家から数秒のM小学校だ。
そしてN小学校、H小学校、T小学校、I小学校、そしてMZ小学校の4校がうちの場合の隣接校にあたる。
この中でダントツに人気があるのが、超高級住宅街にあるMZ小で、毎年くじ引きが行われるのだという。
わざわざこの小学校に子どもを入れるために他地域から引っ越してくる親御さんもいるらしく、中学受験率はほぼ100%! 教育熱心な親が多いのでPTAの役員なんかは数秒で決まってしまうという公立らしからぬ小学校だ。
片やうちの学区にあるM小学校は、数年前に3つの小学校が合併してできた新設校だ。そのため校舎は最新設備を誇っている。うちの保育園からは7割ほどここの小学校へ進み、またMZ小学校のざーます的な校風を嫌って、MZ小学校区なのにも関わらず、こちらをわざわざ選ぶ親もいるという。まあよくも悪くも普通の小学校だ。
中学受験率も18%ほど(だいたい首都圏の平均受験率。しかしうちの区の平均は50%ぐらいだと思う)とMZ小学校とは大違い。都心の小学校の割には代々ジモティ率の高いエリアで自営業の親も多い。
M小学校はとにかくうちから近いので、夫なんかはこの小学校以外眼中にない。
それにしても会場がうるさい。赤ちゃんの泣き声や、ぐずる子どもたちの声、大きな声で叫んだり笑ったりしながら、会場の中を走り回る子どもたち。
ひっきりなしにしゃべりまくっている保護者たち。
いったい、なんなんだ。節度と言うものがこの人たちにはないのかね?
しかし会場を見渡すと、うちの保育園から来ている保護者も数人に過ぎず、中でもマジメなタイプというか比較的キッチリしているお母さんたちだけだ。
ってことは、これでも来てるだけでもマシってやつなの?
すでに保護者説明会自体が学級崩壊みたいになっているのだ。
なんだか公立小の実態を見せつけられたようで、暗澹たる気持ちになる。
まったく、人の親なんだから、先生の話ぐらいキチンと聞きましょうね!
その後の個別相談では、学童クラブのコーナーへ行き、うちから一番近いM小学校の学童でも違う小学校へ通っている子も受け入れてもらえるという話を聞けて、みっちゃんといっしょにホッとする。
小学校になったら共働きの親にとって、わが子の放課後の過ごし方は大問題だ。
もし国立小学校に受かったら、そこから学童へは自力で行ってもらわないといけないが、そのあたりは受かってから考えることにしよう。
しかし個別相談で残っている親はほとんどいなかった。みんなあまり教育に関心がないのだろうか? はたまた関心のある親は最初から公立など考えてもいないのか?
そういえば知り合いのお受験しそうなお母さんは誰も来ていないよな。
なんだかいろいろと考えさせられる学校説明会だった
小学校説明会始まる①
8月最後の土曜日。この日は朝から慌しかった。
まず午前中には公立の小学校説明会が、区役所近くの区民公会堂で行われる。
そして午後は銀座の先生からふたり揃って進学すると言われていたG大附属T小の学校説明会もあるのだ。
いや、正確にいえばG大附属T小の学校説明会は、午前9時、午前11時、午後1時からの3部構成になっていて、そのうちのどれかに行けばいいのだ。
あいにく午前中は公立の説明会と重なっているので、否応なく午後の部を選択せざるをえない。
この日は1日、娘のクラスメイトの陽太(仮名)ママことお受験仲間のみっちゃん(仮名)と行動を共にすることに。
まずは公立の説明会だ。
最初に思ったのは、説明会を一箇所で1回しか行わないので、そんなんでだいじょうぶなのか?ということだ。
たぶん上にお兄ちゃんやお姉さんがいる親は来ないだろうけど、それにしても会場が人でいっぱいに溢れてしまわないか?
ところが行ってみて拍子抜けした。なんと会場が人もまばらでガラガラなのだ。
ええ?? いいの? 説明会って出席しなくても!?
挙句、前もって下の子がいる場合はお預かりしますという告知がされていたのにも関わらず、小さな子どもがいっぱいいて、うるさいことうるさいこと。
まあ私もそうだけど、保護者の服装はもちろんTシャツとジーンズといった普段着だ。
カジュアルめだけど一応スーツに身を固めているみっちゃんを会場内で見つけ出し、教育委員会の方々のお話を拝聴する。
最初に挨拶に出てきたのは、教育長だ。
私は教育委員会と仕事で接点があるのでわかるのだが、教育長というのはものすごくエライ人で、雲の上の人だ。ふつうは会えない人なので、滅多にお顔を拝見することなんかはないのだが、説明会に教育長自らが出張ってきていて、丁寧に区の教育方針なんかをお話してくれている。
しかし小さい子どもの叫び声とか、保護者の私語が多くて何を話しているのかさっぱり聞こえない。
隣のふたり組の母親たちなんて、私語をコソコソと小声で話すどころか、普通の声のトーンでベラベラと世間話をしている。
おいおい、こういうのってありなわけ?
教育長ですよ、教育長! お母さん方、この人はエライ人なんですよ~。
まず午前中には公立の小学校説明会が、区役所近くの区民公会堂で行われる。
そして午後は銀座の先生からふたり揃って進学すると言われていたG大附属T小の学校説明会もあるのだ。
いや、正確にいえばG大附属T小の学校説明会は、午前9時、午前11時、午後1時からの3部構成になっていて、そのうちのどれかに行けばいいのだ。
あいにく午前中は公立の説明会と重なっているので、否応なく午後の部を選択せざるをえない。
この日は1日、娘のクラスメイトの陽太(仮名)ママことお受験仲間のみっちゃん(仮名)と行動を共にすることに。
まずは公立の説明会だ。
最初に思ったのは、説明会を一箇所で1回しか行わないので、そんなんでだいじょうぶなのか?ということだ。
たぶん上にお兄ちゃんやお姉さんがいる親は来ないだろうけど、それにしても会場が人でいっぱいに溢れてしまわないか?
ところが行ってみて拍子抜けした。なんと会場が人もまばらでガラガラなのだ。
ええ?? いいの? 説明会って出席しなくても!?
挙句、前もって下の子がいる場合はお預かりしますという告知がされていたのにも関わらず、小さな子どもがいっぱいいて、うるさいことうるさいこと。
まあ私もそうだけど、保護者の服装はもちろんTシャツとジーンズといった普段着だ。
カジュアルめだけど一応スーツに身を固めているみっちゃんを会場内で見つけ出し、教育委員会の方々のお話を拝聴する。
最初に挨拶に出てきたのは、教育長だ。
私は教育委員会と仕事で接点があるのでわかるのだが、教育長というのはものすごくエライ人で、雲の上の人だ。ふつうは会えない人なので、滅多にお顔を拝見することなんかはないのだが、説明会に教育長自らが出張ってきていて、丁寧に区の教育方針なんかをお話してくれている。
しかし小さい子どもの叫び声とか、保護者の私語が多くて何を話しているのかさっぱり聞こえない。
隣のふたり組の母親たちなんて、私語をコソコソと小声で話すどころか、普通の声のトーンでベラベラと世間話をしている。
おいおい、こういうのってありなわけ?
教育長ですよ、教育長! お母さん方、この人はエライ人なんですよ~。
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