2010年2月22日月曜日

学校説明会 午後の部①

公立の小学校の学校説明会のあと、ランチを挟んでG大附属T小学校の学校説明会へみっちゃんとゴー。
G大附属T小学校までは本数は少ないが。校門の前まで行くバスが出ている。このバスに乗ってしまえば、乗り換えなしで、G大附属T小学校だけでなく、その手前のバス停ではT大附属T小学校、O女附属O小学校も1本で行けてしまう。
なので私は密かにこのバスを国立お受験バスと呼んでいる。
意外なことにみっちゃんはこのバスの存在を知らず、「あら~、いいこと聞いちゃったわ」と嬉しそうな顔をし、
「Aちゃん(←うちの娘)と陽太(仮名)が二人揃ってG大附属T小に行ったら、このバスで通えばいいのね。そしたら学童もいっしょに行けばいいんだし、バッチリよね」
と言う。
でもみっちゃん、G大附属T小の自由闊達な校風では陽太は遊んでしまうから、ビシビシと鍛えてくれるT大附属T小や私立のG小じゃないとダメだって言ってなかったっけ?
そう思いつつも、私も陽太とうちの娘が同じ小学校に通ってくれるなら安心だ。

近所の公立は近くて便利だけど、先ほどの説明会で、前まで感じていた娘をわざわざ遠い学校へ通わせる躊躇は吹き飛んでいた。
親があれでは学校生活が危ぶまれるではないか。
だったらバスにでもなんにでも乗って少しでも環境のいいところに行かせてあげたいと思うのは親心だろう。
と偉そうなことを書いてみたが、実はこの日までG大附属T小に足を運んだことはなく、バスに乗ってみたのも初めてだった。

バスはT大附属T小やO女附属O小学校の停留所を通り過ぎて7~8分すると、G大附属T小学校の正門の前で停まる。
バスを降りると何人か業者らしき人々がチラシを配っている。もらってみると国立受験塾や問題集の宣伝で埋め尽くされていて、「合格率70%の実績!」だとか、「まだ間に合う直前模試!」だとか「出題率80%の過去問」などといった勢いのあるキャッチコピーが紙面で踊っている。
こういうのを見ると、いよいよ始まるのだなと思う。

校門にはどこからこんなに人が湧いてくるのかと思うほど、このクソ暑い日にバッチリ紺のスーツに身を固めたお母様、お父様が吸い込まれていく。
ねえ、どうしてみんなスーツなの? 単なる学校説明会なのに。
周りをキョロキョロするとどうやらこんなカジュアルなカッコウをしているのは少数派のようだ。

説明会場になっている体育館の外に整然と並んでいる親! 親! 親!の大行列を見て、ドン引きしてしまう。
説明会まであと30分以上あるよね? それなのにこの大行列?
みっちゃんととりあえず並んでみると、次から次へと人が増えてきて、ますます行列が伸びていく。
すごいよなあ~! しかもこの説明会自体3回目なので、少なくてもこの3倍はこの学校に興味がある親たちがいるということだ。
誰も私語をする人がいなくて、じっと耐え忍ぶように行列を作っている親たちの姿は午前中の公立の説明会のときとは大違いだ。

みんななんでそんな神妙な顔をして並んでいるんだろう。
こういうときに限っておかしくもないのに笑いがこみ上げてきてしまう。
要は緊張感に耐えられないのだ。
あとみんなが欲しがるものに関して冷めてしまうというか、バスケなんかでみんなが必死にボールを追いかけていると、ついつい気迫負けしてそのボールを敵に「はい。どうぞ」とうっかり渡す間抜けなところが私にはある。
そんなに欲しけりゃ、持ってけ! 泥棒という気持ちになってしまうのだ。

ってそれじゃあ、ダメじゃん、私!
他の親を見習えよ、私!

お、そこで見慣れた顔を発見!

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