2011年1月30日日曜日

W再び

 国立小受験では抜群の実績とネームバリューを誇るW。
 つい半年ほど前に娘のT大附属T小直前講座などでお世話になったばかりだ。
 あのときはWの指導のきめ細かさ、徹底した対象校に対する調査力、試験に対する分析力、予測力には舌を巻いた。
 そして何より決定的だったのは、カリスマ講師(←W本校の校長が本当の肩書き)新田先生(仮名)の卓越した話術だ。

 もう私。この先生の大ファンなのだ。なんといっても声がよろしい。落ち着いた低い声で、説得力満点である。
 あとはお金の取れる話術だ。ずっと聞いていていたいと思わせる話し方(←これが不思議なこと1対1だとそうでもない)で進められる新田先生の講義はプロの仕事である。
 新田先生は大勢の聴衆を前にして輝くのである。まさに新田先生こそカリスマ講師の名にふさわしい。
 
 さて電話に出たのは、どことなく新田先生と声が似ている男性だ。
 Wの場合は6000円(!)で体験レッスンが受けられるので、さっそくその週末に予約する。
 娘が直前講座に通っていたことを話すと、「ああ、そうでしたか」と感じのいい反応が返ってくる。

 Wの受講料は9月までは月に24000円。9月からは月30000円。
 夫にWに入れる話をすると、「高いっ! 意味ないっ!」と猛反発。
 「私のお金で入れるんじゃっ! 文句あっかっ! ウン?」

 以上。夫の反発を秒殺。いや~。結婚しても働き続ける醍醐味はこれに尽きますね。
 何かあっても「ワシの金じゃ。自分の金を使って何が悪い? アン?」。これで万事解決。
 もちろん、夫にはこの手は使わせない。だってあなたは一家の大黒柱で、世帯主(←うちはダーリンが外国人のため、私が世帯主)でしょ? さあ家族の幸せのためにヨロシク(←何を?)!と丸め込んで終わりだ。

 そして迎えた体験レッスンの日。
2Bの鉛筆、クーピー、上履き、はさみ、のりなど必要なものはすべて娘のときに揃えたものを使用。 
息子とチンタラ歩くとドア・トゥ・ドアでおよそ30分。
今度は自分の番かという感じで、息子は違和感なく塾通いを受け止めている様子。

5月の終わりなのですでにクラスは出来上がっている感があるので、恐る恐るという感じでクラスに入っていく息子。
しかし、よその子を見ると大いに焦る。やはり訓練されている子どもたちだけあって、あいさつがすばらしいのだ。
もう元気にはきはきと人の目を見てきちんと、「こんにちは」だの「さようなら」だの「ありがとうございました」だの感じのいいことこのうえない。
それに比べてどうなのよ? 息子!?
背中を丸めてトボトボ歩くわ、あいさつはしないわ、ふてくされているわ、感じ悪すぎるぞ!
こういうのってそもそも私の育て方が悪かったのかしら? しつけがなっていないことこのうえなし。これはお受験以前の問題だ。
トホホ。

2011年1月29日土曜日

やはりプロの手を借りるべきなのか?①

 息子の早朝勉強を始めて、思うことはひとつ。
 「この子のやる気スイッチはどこにある?」である。

 個別指導塾スクールIEのCMではないが、まさにあんな感じ。
 娘の場合は人からやれと言われたことはすぐにやるタイプだけど、息子はまったく真逆で、あくまでも自分がやりたいことしかしない。

 大学のマスコミOB会のメンバーであり、超大手広告代理店Hで出世街道を怒涛のごとく驀進中の田上さん(仮名)の妻(専業主婦)は、田上さん激似の3人の息子を3人とも家庭学習だけで慶応中学に入れたということで、今年のOB会の新年会は大いに盛り上がった。
 現在の孟母、天晴れである。
 あーた、天下の慶応に塾にも頼らず入れたんですよ! それも3人も!!
 それってすごくないか? 
 もっとももっとすごいのは、3人とも中学から慶応に行かせることができる田上家の潤沢な教育資金なのだか・・・。
 まあ、塾代はずいぶんと浮いたんだろうけど。

 昨今の中学受験の内容はあなどれない。ましてや天下の慶応ともなれば、むべなるかな。                             
 3人の息子たちに自ら教えたという奥さんの根性は並ではない。そのうちどっから講演会とか執筆依頼なんか来たりして。
 もうそれぐらいの快挙である。
 私には絶対真似できないね。中学受験どころか、小学校受験ですらお手上げ状態である。
 素人指導の限界はもはやこれまでか。

 そうなると考えられる次の一手は、銀座の先生が言っていた「塾通い」である。
 銀座の先生によると、息子の国立小合格は微妙で塾に行かないと厳しいのだという。
 それは実際に息子と勉強をしてみて、残酷なまでに突きつけられた事実であった。
 いかんせん、“態度”が悪いのである。
 小学校受験ではいくら勉強ができて高得点の子でも、態度が悪いと一発でアウトだという。じゃあ、勉強もできなくて得点も取れず、態度も悪い息子はどうなっちゃうの?
 
 時は5月の終わり。受験シーズンまで半年はある。去年の今頃はまったく何も準備していなかったから、それに比べればまだ準備万端なほうだと思う(←当社比較ならぬ当家比較)。

 子どもたちのピアノの先生であり、お受験エキスパートの泰子(仮名)のお薦めは個人塾S会。
 ここの何がいいかといえばうちからべらぼうに近いことだ。なんと歩いて1分!
 通りから少し中に入ったところにある一軒家で、看板も出ていないし、HPの類も一切なし。口コミだけで何十年も知る人ぞ知る幼児教室としてこの辺りに君臨しているらしい。
 個人塾ならではのきめ細かさに定評があるのと、巧緻性(←平たく言えば手先の器用さ。小学校受験でほぼ必修の制作関係のことですね)に特に力を入れているらしいので、不器用な息子(←ごめんよ。私に似たらしい)にピッタリかも。
 難点は先生が厳しいことらしいが、ヘタレな息子にはビシビシしごいてくれる先生のほうがいいかもしれない。
 
 善は急げということでダイアルイン!
 電話に出たのは年配の女性であった。
 国立小志望で、フルタイムで働いているので土日の入塾志望であることを告げるやいなや、自分は場違いなところに電話をかけているのだと無言の圧力から悟った。
 まず国立小志望のみというのは基本的に受け付けていないのと、母親が働いているのはこの塾ではどうやらマイナスポイントのようなのだ。
 
 「国立は抽選がありますから、うちでは基本的にあくまでも私立との併願ということで、秋になったら会員限定で国立クラスを始めます。それも平日ですから、お宅様の場合はむつかしいかもしれませんね」
とのこと。
 “お宅様”なんていう言葉遣いも嫌な感じ。ふん。こっちから願い下げだっちゅうの!

 そして2軒目にかけたのが、カリスマ講師・新田先生(仮名)のいるWである。

2011年1月13日木曜日

早起きは三文の徳なのだ

 夫が息子の勉強を見ることにギブアップして以来、結局私が見ることに。
 帰宅し、夕食を食べ、お風呂に入ってから勉強を始めると、開始時間は夜の9時半ぐらいからになってしまう。なんだかんだであっと言う間に10時である。
 娘のときもそうだったが、このパターンは「早く子どもを寝かしたい」夫と、「勉強させたい」私の口ゲンカの火種になりかねない。
 また息子は起きるのに時間がかかり、普通のときでも洋服を着替えるのに莫大な時間を浪費している。ちゃっちゃと朝用意してもらうためにも、勉強は朝させたほうがいいかもしれない。

 そんなことで毎朝、1時間早く起きることに。
 それでもせいぜい起床時間は6時半なので、早起きといってもたいしたことではない。
 毎晩息子に「明日は6時半に起きて、クイズ大会(←今回も使っている!)の練習するからね」と言い聞かせておく。
 息子はめちゃくちゃ気分屋なので、「やるやるやる!」と張り切るときもあれば、「絶対に起きない」とまったくやる気のないときもある。
 しかし受験生の母はそんなことに振り回されてはいけないのである。

 そして朝。いくら前夜息子が「やるやるやる!」と張り切っていても、いざ起きるときになればそんなことはすっかり忘れている。
 起きないこと石の如し。厳しくしたところで効果がないので、「ルーティーン好き」の男子の習性をくすぐるしかない。

 息子の場合、いくつかパターンを試したところ、
①ベッドで「おしりかじり虫」の歌を歌いながら、こちょこちょと全身をくすぐる。
②抱っこしてリビングのソファーまで連れて行く。
③全身をマッサージする。
④電子レンジで20秒ほど温めたフェイスタオルで顔を拭いてあげる。
⑤ダイニングテーブル(=勉強場所)まで抱っこして連れて行く。
⑥おめざの一杯(←たいていヤクルト)をあげる。

①~⑥を儀式化すれば、たいてい起きてくれるようになった。ただこれだけでおよそ10分費やすことになる。しかもひとつでも飛ばすと、「ちゃんとやれ」とお叱りを受けてしまう。
めんどくさいよなあ。とっとと起きろよと思うが、ここはぐっと我慢だ。

 まずは難易度の低いものから始めさせる。ここですぐにエンジンがかかればいいが、日によっては、ものすごく簡単な問題でも「できないっ!」とグズることもある。
 そんな場合はあまり考えなくてもできる「ちぎり」からスタートだ。

 ただ問題は息子の「ちぎり」の出来がひどいこと。年明けから始めているので、すでに半年近く練習している計算になるが、ちょっとずつ親指と人差し指を使って丁寧にちぎることができないのだ。両手でビリッと裂いてしまうので、なんだかよくわからない形にしかならない。

 回転図形や分割などの図形は夫がそれまで少しずつ進めてくれていたので、できなくはないのだが、やはり出来にムラがある。
 「お話の記憶」については、記憶どころか話を聞いていないので、どひゃ~って感じ。
 「クマ歩き」などの運動は上出来。

最悪なのは面接の練習だ。まずきちんと立っていられない。受け答えができない。小さな声でごにょごにょと話すか、大声で怒鳴るように答えるかのどちらかなので、まったくなっていない。
 注意するとすぐに泣く。聞かれていることが理解できていない。
 これってどうなの?

 新たな頭痛の種の登場である。

2010年12月26日日曜日

息子のピアノ

 GWに行われるピアノの発表会も無事に終わり、晴れて私はピアノを辞め、代わりに息子が泰子(仮名)のピアノ教室に通うことになった。
 銀座の先生からは息子はピアノに向いているのでぜひやらせるべきだというアドバイスをもらっていたが、肝心の泰子が「Lくんにはまだ早いよ」と息子を教えることを渋っていたのだ。
 しかし当初の予定通り、GW明けから息子もピアノを習うことに。

 初日。真新しいピアノバックを持って、前もって指定されていた楽譜を息子に持たせる。
 泰子が選んだのは、「ぴあのどりーむ」という幼児向けのシリーズ。
 娘はオーソドックスに「バイエル」だったのだが、泰子いわく息子が「バイエル」を耳で聞いているはずなので、兄弟の場合は違うシリーズを選んだほうがいいそうなのだ。
 しかも息子が始めるのは、娘のときより遥かに易しいやつなのだという。
 「たぶんLくんはこれぐらいから始めたほうが良さそうだよ。そうだ。Lくんって鉛筆持ったことあったっけ?」
あるに決まってるっちゅうの!  泰子はハナっから息子のことをアホだと思っている。失敬な。
 「ぼく、ピアノ嫌だ。だったら大人になってからやるよ」とわけのわからんゴネ方をする息子。だいじょうぶかいな。

 「あ、Lくん。いらっしゃい。ちゃんとやるんだよ」
 息子が新たな生徒として加わることに不安そうな顔を見せる泰子。
 「&#&‘〈〉’‘“huuy’’(#)(‘!!」
 泰子の問いかけに奇声で返す息子。バレエ代も相当授業料をドブに捨てているようなものだが、ピアノもその二の舞になるのだろうか。不安。

 30分のレッスンが終わるころ、泰子のところに息子を迎えに行く。すでにレッス
ンは終了していたらしく、息子は泰子の娘の真美ちゃん(仮名)のディズニープリ
ンセスシリーズのスクーターで室内を猛スピードで飛ばし、泰子と真美ちゃんに
「もうやめてよぉ! いいかげんにしなさい!」と叱られていた。
 しかしまったく人の話を聞いていない息子。とにかく息子は自分がやりたいと
思ったことをやりたいと思ったときにやらないと気がすまないのだ。まったく自由
奔放。

 「どう? ピアノの調子は?」おそるおそる泰子に尋ねると、意外や意外。
 「Lくん、すっごくいいよ。物覚えもいいし、ちゃんと楽譜も読めるし、なんだ。こんなんだったら、もう少し難しい本から始めてもよかったかな」
というではないか!
もしや銀座の先生の言うことは当たってる?

そして翌週。
「やっぱりLくん、いいよ。指がぺたーってなるのは残念だけど、ちゃんと楽譜見て弾いてるし、指の番号も守ってるし、ドレミもちゃんとわかってるから、ピアノ向いてるよ。もしかしたらAちゃん(娘)より進みが速いかもよ」
と、泰子ベタ褒めである。おお~、ようやく息子に向いているものを探してあげられた感じだ。
 家での練習も思ったより嫌がらずにやるし、楽譜のワークもスムースだ。娘のときはドレミを教えるのにずいぶんと苦労したっけ。まあその甲斐あって娘は1年半ほどで「バイエル6」に突入し、すでに私が教えられるレベルはすぎてしまったのだが。

 ちょうど息子がピアノを習い始めた日に、オカンもピアノを始めた。オカンは私たちの発表会で同世代のオバサンたちが頑張っているのを見て、すっかり触発されてしまったのだ。有限実行。東京から帰って速攻で先生を見つけたらしい。奇しくも息子と同じレッスン曜日だ。
 「暇やで毎日2時間ぐらい練習しとるよ」と張り切るオカン。
 元来、マジメで負けず嫌いな人である。

 「Lには負けんでね。今度、あんたら帰ってきたときに勝負するでね」
 果たして67歳のオバサンと5歳児のピアノ対決の勝負の行方はいかに!?

2010年12月20日月曜日

渋谷の父④

「えーっと、お子さんふたりね。どれどれ。おっ! この子たちふたりともいいねえ~。両親よりずっといい運勢だよ。両親より成功するしね。お姉ちゃんもかなりいいけど、この弟くん、すばらしくいいねえ。うちの子どももこれぐらい良かったらねえ~。うらやましいよ。息子さん、相当期待できるよ」
おっ! マジですか!?

「何がいいって言ったらね。この子たちの大波がちゃんと若いときに来るんだよ。お姉ちゃんは30代、弟くんは20代に来るから、やっぱりね、成功する人っていうのはこういう若い時期にこの大波が来るんだ。若くて体力があるうちに来ると、どこまでも昇っていけるからね。実にいい運勢だよ」
へえ~。しかししつこいようだか、誕生日だけでそんなことまでわかるのかね? しかも同じ誕生日の人なんてゴロゴロいるのに。

「ふたりとも芸能界とかそういうのがいいよ。そういうところで大成するタイプで、けどお姉ちゃんはもうちょっと現実的でマスコミとかそっちもいいな。弟くんはもうこれモロ、芸術肌で音楽とか、スポーツとか、小説とかそういう世界で大成功を収めるタイプだよ。もしかしたら世界中で活躍するようになるかもよ」
マジぃ!?
芸能界は銀座の先生はいいとは言わなかったけど、息子が世界的に活躍するっていうのは銀座の先生にも言われた通り。それも芸術とか、スポーツもいいって言われてたし。

「けど息子さんは子どものころはあまり賢そうに見えないんだな。これが」
・・・・。なんていうことを言うのだ! 渋谷の父よ。
しかしそうなのだ。賢そうに見えないというか、それどころかアホにしか見えないのだ。今現在の我が息子は。

「けどこの子、実は頭が相当いいよ。大成するタイプだから、見守ってあげるといいよ。それには甘やかさず、スポーツでしごかれるとか海外に出して揉まれるとか、苦労させたほうがいいよ。とにかく海外にとっとと出すこと。あと中年以降は会社の社長に適性があるから、実業家としても成功しそうだね」
おお~。どうなっているのだ。息子よ。芸術家またはスポーツで世界的に活躍した後は、ビジネスでも成功とは、すごすぎるではないか。
うふ。私の老後に乾杯だな。ほれ、お母様の面倒をみるがいい(←なぜか女王風)。
こうなったら大いに長生きしたいものだ。そりゃ私たち夫婦も今とは違ってるよね。

「あと、小学校受験なんですけどぉ」と切り出すと、
「何なに? 国立? どこ? T大附属? G大附属?」
と突然目が爛々と輝きだす渋谷の父。いったいどうしたんだ?

「いやあ~。うちの子どもたちも受けさせたよ。懐かしいなあ~。まったくあの抽選ってやつには頭くるけどよお。どれどれ? あ、お姉ちゃんは全然ダメだな。1年のうちの天中殺が10月11月の2ヶ月だから、ちょうどそのころでしょ? 受験って。時期が悪いよ。あ? 何? 小学校受験ダメだった? そりゃそうでしょ。ちゃんとそう出てるよ。けど中学受験はだいじょうぶだから、そっちで勝負だな。で、弟くんはお姉ちゃんよりはマシだけど、微妙だな。中学がその代わりヤバイ時期だから、中学受験させるなら2月4日以降の試験日のところにすること。そうすればだいじょうぶ」

なるほどぉ~。これに関しては銀座の先生とまったく違う判定結果。しかし誕生日で合格不合格が出るのかね? しかも2月4日以降の試験日の学校って、学校選びの基準はそれかいっ!

けど親として子どもたちの運勢がこれだけいいと言われると、すごくホッとするし単純にうれしい。うふふ。頼んだわよ。

あ、そうそう。何度も話に出てくる大波。私に大波が来るのはいつなの? 誰だって大波が来る時期があるんでしょ? もしかして知らないうちに終わってたりとか?

「あ~。美央さんに大波ねえ。あなたに来るのはね、108歳のとき!」
え??? そこまで生きてないっちゅうの!

「占いでは人間の人生を120年で考えるからね。それでいけば美央さんは108歳から118歳までが大波なんだけど、仮にそこまで生きててもね、そんな時期に大波が来たら、ほんと、体力が持たなくてあっと言う間にお陀仏さんだよ。だからね。ある一定以上の年を越えたら、大波なんて来なくて平穏に過ごしたほうが幸せなんだよ。わかる? そういう意味では美央さんの運勢は波があまりないとも言えるかな」
ってそれは波が来ないからじゃんっ!

そんなオチがついたところで、占いはお開きに。しめて2時間半で1万円也。
1時間半ほどはレクチャーだったけど、まあ安かったのかな。
銀座の先生に言われたことと、重なっているところはたぶん信憑性が高いのかしら?

しかし、108歳ねえ~。
そんなこんなで以上、渋谷の父のお話終了!

2010年12月18日土曜日

渋谷の父③

 「あ~、ダンナさん、こりゃ頑固だなあ~」
と渋谷の父の第一声。
 「頑固でマイペースで自立と独立。守るものがあると強いタイプだよ。いわゆるエリートの星(←マジかっ!)で、働いてる奥さんが好きって出てるけど、あんた働いてるの?」
 ええ、ええ。働いていますとも。
 しかし生年月日だけで“働く奥さんが好き”って、出るものなのかね?

 夫の天中殺は2013~14年。天職は今年か2013年が吉。今年はスポンサー運あり。だそうだ。
銀座の先生も夫の天職は今年か、一番いいのは夫が48歳のときがいいと言っていたのでほぼ同時期だ。銀座の先生も今年は出世運があるって言ってたから、期待していいのかな。

「この人の波は48歳から58歳までの10年だから、その間は呼吸器系に気をつけるといいよ。この時期を過ぎれば豊かな晩年が待ってるから」
おっと、このあたりの話も銀座の先生の話に大いに重なるぞ。

尚、銀座の父によると、人には大波が来る時期が誰にでもあるそうだ。大波の時期は10年間。この大波とは運気が急上昇する時期だそうなのだが、肝心なのは大波がいつ来るかということ。
大波は大きな幸運も連れてくるけど、その代わりその時期はものすごく消耗もするらしい。
たとえば夫の大波の時期は中年過ぎているので、この時期に来ると体力も大いに消耗してしまい、下手すると大病することもあるそうなのだ。
だからこそこの時期を無事に乗り切れば、豊かな晩年が待っているのだという。
何よ。何よ。老後に期待できそうじゃない♪

「あとふたりの相性は“天剋地冲”だから、ものすごい強い腐れ縁で、こりゃ簡単には離婚できんわな」
あの~。離婚したいわけじゃないんですけどぉ~。
そりゃあ結婚して子どもを作るぐらいだから、当然どんな夫婦だって腐れ縁なんじゃないの?
「まあすごい腐れ縁でも相性は精神的、肉体的にも良好。そういう相性だね」
じゃあいいじゃんっ! 単に相性がいいって言えば! 腐れ縁っていうのが余分だっちゅうの!

「ふたりとも晩年に“天報”が出ているから、今とは違う状況にあるね」
「違うとは?」
「住んでいる場所とか。置かれている状況とか」
まあ良く違ってればいいんですけど。
あ、住む場所と言えば、銀座の先生は晩年私たちは「どんよりと曇った天気の悪い田舎でも都会でもない似たようなレンガ造りの家が並ぶ街に住んでいる」って言ってたから、やはり同じようなことを言われてるのかな。

「そうそう、美央さんは今年、来年は転職や引越しとかいいよ。変化の年になるから。あと海外旅行とかとにかく動くことだね。あと48歳から58歳までが芸術の星まわり。それと去年までが誹謗中傷の年だったんだけど、何かあった?」
転職は銀座の先生からもこの時期だって言われてたけど、引越しや不動産を買うのは3年待てって言われたからこの点はちょっと違うな。
あと誹謗中傷って何よ? 誰か私の悪口を陰で言ってたのかしら(←知らぬが仏!?)?

「今日さ、次に来る予定の人がキャンセルしちゃったから、その次の人が来るまで時間あるから、もうちょっと診てあげてもいいよ。他に知りたいこととかある?」
という渋谷の父。

せっかくなので、子どもたちのことも診てもらうことにした。

2010年12月16日木曜日

渋谷の父②

 まず空間を表す十干(甲、乙、丙、丁~発までの10の漢字)と、時間を表す十二支(子、丑、寅、卯~亥までの12の干支)がある。十二支に比べ十干は2つ足りない。この足りない部分が来た時期がいわゆる「天中殺」なのだという。
 また十干と十二支にそれぞれ+と-があり、その組み合わせは60通り。60歳を還暦というのは、その組み合わせがまた初めに戻ることから還暦と呼ぶという。
 「運」について言えば、宿命は先天運、運命は後天運なので、「宿命は変えられない。けど運命は変えられる」というのは、まったくその通りらしい。

 なるほど~。ほおぉ~。こりゃあ~、ためになるなあ~。
そこまでの話はよかった。けどそれから延々と続くレクチャーは、私には苦痛だった。山木たちはこのレクチャーがおもしろかったと言っていたが、なんだかこれ以上は私にはチンプンカンプンだったのだ。
話の内容が頭に入っていかないというのか、ここへ訪れる前に、息子の保育園の親子遠足で行った葛西臨海公園で走りまわされたことの疲れが一気に出てしまい、猛烈な眠気に襲われた。意識が薄れていくたびに、テーブルに置かれた「ご自由にお召し上がりください」とメモが添えられている飴のカゴに手を伸ばし、むしゃむしゃとリンゴ味やらぶどう味の飴を片っ端から口の中に入れていく。
もう口の中はリンゴ味やらぶどう味やらみかん味など混ざり合って、まさにミックスフルーツ状態! アゴが変な感じなのである。

しかも渋谷の父ったらホワイトボードにいっぱい漢字を書き込んでいて、読めないっちゅうの!
「美央さんは異常干支なのでいわゆる“せんじょう(←戦場!?)の花嫁”タイプと呼ばれるもので・・」
ホワイトボードに思いっきり、「異常干支」と書く渋谷の父。なんだか字面だけ見ると、なんだよそれって感じ。
「戦場の花嫁っちゅうのは、平時より有事に強いんだな。戦後のどさくさとか、世の中が乱れているときのほうが、本領を発揮できるんだよ。その代わり平和なときにはいまひとつというか。こういう人は揉めてる家に嫁ぐと揉め事が収まったりするんだけど、どう? ダンナの実家とか揉めてない?」
「まあお姉さんたちが揉めてるらしいですけど・・・」
「やっぱりなあ。けどあんたが嫁いできたから、そのうちおさまるよ。あと申と酉のときが美央さんの天中殺で・・・・」
専門用語を大いに交えながら解説する渋谷の父。

具体的に言われたことをまとめると・・・


・天中殺は2016~17年。2010年は8~9月が不安定。
・生月中殺で家族や社会からはずれやすい(←はずれもんですか・・・)。
・家を出る宿命(←確かに)。子どもはひとり(←ふたりです!)。兄弟はなし(←3人姉弟です!)。
※ただしこれには説明が必要で、この数は実際の人数ではないそうで、縁の薄さを表すそう。私が家を出る宿命なので“兄弟はなし”ということになるし、子どものうちのひとりは家を出るので“家に残るのはひとり”と出るそうだ。

・本質は「玉堂」で知性を表し、しっかりした母親で学校の先生タイプ。古典、伝統、古風、礼儀、理屈っぽく、理論好きと出ている(←そんな自分を見てみたい!)。
・人から映る姿は「司禄」。妻の星で、家庭的で堅実。情報収集に長け、蓄財に良し。いわゆる良妻賢母で約束事やしつけをよく守る(←どひゃ~。誰もそんなふうに見てないと思うけど・・・)。
・性質はプライドが高く、自尊心が強く、几帳面で、夫の名誉を守るタイプ(←爆笑)。
・俗に言う“あげまん”タイプ(←じゃあ、なんで結婚以来、夫の収入が下がり続けてるの?)。全体的にバランスの取れた良い運勢。波はあまりない(←乱世のほうが本領発揮できるんだろ?)。

などなどが私の運勢。では夫はというと・・・。