2010年6月15日火曜日
隣接校選択制度
11月に入ると私立受験もさることながら、公立組は公立組で早々に結論を出さなければいけないのが、学区内の小学校に素直に行くか、隣接する学区を選択するかの問題だ。
学区選択については自治体によって考え方や条件が違っていて、その自治体内のどこの小学校でも選べるというところから、隣接する学区内から選ぶ形をとっているところ、まったく学区を選べないところと様々だ。
たとえば私の田舎などは学区の範囲が広いので、小学校を選択できたところで物理的に通うことができない。
東京で選択制をとっているところが多いのは、やはり人が集中していることと公共の交通が発達していることと無関係ではないと思う。
我が区では隣接校選択制を採用しているので、我が家の場合も学区以外の4校を選択することが可能だ。
何度も書いているがうちから数十秒のところにあるM小学校が指定校で、選べる4校のうちの1校が我が区屈指の人気校MG小学校である。
M小学校とMG小学校は隣接しているくせに校風が同じ公立だとは思えないほどかなり違うらしく、うちの子どもたちと同じ保育園に通う親たちのほとんどがどちらにするべきか相当悩むのだという。
のびのび育てるならM小学校、中学受験させるならMG小学校という色分けができているらしく、M小学校の中学受験率がだいたい18%ぐらい(=首都圏の受験率だそうだ)に対して、MG小学校はなんと限りなく100%!!
M小学校は昨今流行のオープンスペースなので立ち歩く子もいる学級があるというが、MG小学校は研究指定校にもなっているので、授業のレベルも親の意識も高いらしく先生のプレッシャーも相当キツイのだとか。
またMG小学校は人気校なので学区外からの希望者は自ずと抽選になる。その倍率は年によっても違うが3倍ぐらいだという。
10月に区内の公立小学校すべてが公開授業を行っていたので、どこにすべきか迷っている親たちにとってはかっこうの判断材料になるはずだったが、あいにく私は国立の抽選や願書提出などでいっぱいいっぱいになってしまい、M小学校もMG小学校も見学に行かずじまいだった。
夫はハナっからM小学校派で、わざわざ見るまでもなし!という考え方だ。
私も銀座の先生の言うことが正しければ(←すでにハズしてるけどなっ)、娘はG大附属T小ではないにしろ、国立に行く運命なのだから、何もわざわざ公立をチェックする必要なしということで学校見学にも行かず、選択希望の書類も提出しなかった。
そうしているうちに区立の選択はM小学校以外にできなくなってしまっていた。
みっちゃん(仮名)と由美子さん(仮名)は10月のうちに区立小学校もそれぞれ見て回ったらしく、ふたりとも口を揃えてやっぱりどうしても子どもを公立に入れたくないという気持ちが固まったと言っていた。
このふたりにかかれば天下のMG小学校でさえレベルが低いと斬って捨てられた。
だったらM小学校はどうなっちゃうの?ってなもんだ。
ふたりが言うにはMG小学校のように大半の子どもたちが塾に行くようなところは学校の授業が簡単すぎてつまらないので、逆に持て余して授業妨害するケースもあるのだという。
私立小学校に行ったころがないのでわからないけど、そんなに公立と私立ってのは違うものなのかね?
ふたりの話を聞くとつくづく教育は親の選択しだいなのかと憂鬱になるのであった。
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