2009年8月22日土曜日

夫の反応

 ルンルン気分で家に帰る。
すでに夫が夕食を準備してくれていて、ちょうど私が帰ったときは夕食が終わりかけていたときだった。
その日はトマトソースのパスタとサラダと魚のソテーがテーブルの上に乗っていて、子どもたちと入れ違いに、私もワインといっしょに夕食をつまみ始める。
「で、どうだったの? その高い占いは?」
夫が皮肉交じりに聞く。
 占い結果を、順を追って説明する。

 「そうそう、お義父さんが姉妹のけんかのトラブルに巻き込まれているって話だけど、ああいうのって間に入るのは普通、お義母さんじゃないの?」
 「普通はそうかもしれないけど、マザーは知らんぷりしてるからねえ。実際、間に入っているのはファーザーで、大変らしいよ。しかし、そんなことまで占いで出るの?」
 「じゃあ当たってるんだね?」
 「うん。その点は間違いなし。それに対処法は関わらないことってその通りだと思うし」
 珍しく占い結果に感心している夫。

 「あとさ、どうする? 子どもたち。本当に国立受かっちゃったら? 受かったらバス通学だよ。送り迎えとかどうするの?」
 「そんなこと、受かってから考えればいいじゃん。そんな宝くじ並みに倍率が高いところなんて受かるわけないじゃん。どうせなら宝くじが当たればいいのに」
 「だから宝くじは当たんないんだって」
 「じゃあ、その占いも当たらないよ」
 「いいじゃん、48歳から仕事運が良くなるらしいんだから。勉強もいいらしいよ」
 「・・・その勉強なんだけど、2つのコースもいっぺんに取っちゃったこともあって、しんどいよ。ちょっとの期間、休むって大学にメール出しといたから」
 「・・・それって、すでに占い、当たってるよ」
 「なんだって?」
 「だって先生、休み休みでいいから最後まで続けろって言ってたから。ご主人ストレスになってますねって、先生、わかってたよ」
 「へえ~」
 「じゃあ、そういうことだから。ママにも報告しなくっちゃ」

 そして私はそのあと速攻で実家のオカンに電話を入れた。

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