2010年9月14日火曜日

Wの1日入試体験②

 まるでその場に居合わせたかのような臨場感をもって、試験当日の様子を説明する新田先生(仮名)。
 試験当日の流れ・子ども編のあとは、保護者編だ。
 当日、保護者たちは子どもの受験番号別にグループ分けされ、体育館で待たされるらしい。
 まずT大附属T小の生活の様子を映したビデオを見せられるのだという。
 新田先生いわく、このビデオがすさまじいらしい。

 最初に運動会の様子を見せられるらしいのだが、かけっこでも綱引きでも「絶対に何が何でも勝て!」という周りの人間の煽り具合も映され、そのプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも歯を食いしばってがんばっている子どもたちが次から次へと映し出され、そのあとは遠距離通学に耐える子どもたち、2キロの遠泳を延々と続ける子どもたち、2000メートル級の山登りに吐きそうになっている子どもたち、縄跳びの2重跳びを30分近くひたすらやっている子どもたちなど、これでもか、これでもかというぐらいにしごきに耐え苦痛に顔を歪めた子どもたちの姿が映し出されているというのだ。
 そして、先生からひとこと。
「これぐらいの体力がない子は辞退してください」
と冷たく言い放たれるのだとか。

 ひょえ~。
 子どもの体力に自信がなく、気の弱いお母様方はそれだけで「もうやめて~ぇえ」と叫びだしたくなるのだとか。
 確かにすさまじいよなあ。聞きしに勝るスパルタ方式!
 そんなビデオ、いきなり見せられると引くよなあ。あらかじめ聞いておいてよかったよ。

 そしてその子どもたちの阿鼻叫喚の様子が映し出されたビデオを鑑賞したのちは、志望理由を20分で書くのだとか。
 この志望理由はあらかじめ用意しておけばいいので、当日は書き写すのみ。
 実は以前、講習で聞いた志望理由の書き方のコツを参考にして書き直した志望理由を、ファックスで1週間ほど前に新田先生に送って添削してもらっていた。
 うふふ、自慢じゃないがこう見えても元編集者である。
 カリスマ講師・新田先生から一文字も赤を入れられることなく、「完璧です」とのお褒めの言葉を預かりましたよ。
 おおほほほぉ~。
よし、志望理由はこれでばっちりだぁ!
 
 そして発表のあとは抽選そして最終結果発表と続く。
 服装で要注意日は3次試験すなわち抽選の日だという。このときだけ紺色のスーツでばっちり決めればいいとのことだ。
 T大附属T小は合格までも流れの中で保護者は計8回も学校に呼ばれる。
 それは保護者が学校にどこまで協力できるのか試す意味でもあるらしい。

 まったく、こっちとくらあ働いてるんでい! 手間かけるんじゃない!

 とは言ってはいけない世界なのである。とほほ。

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