G大附属O小に抽選番号をもらいに行ったその日から、我が家の受験勉強が始まった。ペーパーテストのあるG大附属O小の試験日まであと1ヶ月ちょっと。T大附属T小の試験日まであと2ヶ月だ。
そうはいっても2校ともその前の抽選に通っていなければ試験を受ける資格すらもらえないのだが、時すでに遅すぎるほどこれまで何もやってきていない。
こんな短期間で取り戻すことができるのだろうか。
幸い娘は「やれ」と言われたことは忠実にこなすタイプである。私と違って納得できないことはやらないとか、強制されるのが苦手だというめんどくさいタイプではなく、自分の努力を相手に認めてもらいたい、喜んでもらいたいと考える極めて優等生タイプなのだ。
エライぞ!
また国立受験は「クジ」という運も大きく左右するので、私立も受ける雪美ちゃん(仮名)や陽太(仮名)のように、「めざせ! ○○小!」という王道パターンで勉強させるには時間もないし酷である。
考えた結果、「小学校受験」ということは伏せたまま、「クイズ大会の練習」ということにして勉強を始めさせることにした。
抽選がはずれたら(←銀座の先生の占いから言えばありえない!)黙っていればいいし、当たれば「クイズ大会に呼ばれたよ」と言えばいい。
万が一全滅したとしても(←占い的にはもっとありえないだろっ!)、「クイズ大会で勝てなかった」方が「お受験失敗」より本人の傷も浅いはず。
またこんな年齢ですでに挫折を味あわせるのもかわいそうだ。
泰子(仮名)は模擬を受けろとか、塾に行けとうるさいが、とりあえずは家で勉強させてみて様子見だ。
ひとまずピンクの表紙の「ばっちりくんドリル」基本編シリーズから始めてみる。
「点図形」というのは、四角の中に点が規則正しく配置されていて、その点と点を見本どおりに結んでいくというもの。
「回転図形」はマス目の中に○とか□とか△という印が書いてあって、右に1回とか左に2回転がすと、マス目の印がどこに移動するかというもの。三角の場合は角の方角も変わるので要注意だ。
「重ね図形」は左右のマス目の印が右または左に重ねると、印の位置がどこにくるかというもの。
「図形の分割」はたとえば○がいくつかに分割されていて、足りないピースはどれかを当てるなどして、指定された形を完成させるもの。
とりあえずこのあたりから始めてみる。
まず問1~3まではスラスラとできる。なーんだ。うちの娘、全然できるじゃん!
さすがは妊娠中、気合入れて胎教しまくった甲斐があるというもの。
ところが、そのあとが続かない。
問10ぐらいまではヒントを出せばなんとかできるが、それ以降は丁寧に説明しないと無理っぽい。
おいおい、まだ基本編でしょ? すでに引っかかっててどうする?
過去問に関してはいきなり難易度の高いT大附属T小のものはハードなので、G大附属O小から入る。
「お話の記憶」はO小のものは短いこともあって難なくクリアー。図形は「ばっちりくんドリル」の基本編の最後のほうの問題ができれば解けそうな感じ。これには訓練が必要そうだ。
また「お話の記憶」もそうなのだが、G大附属O小の選択問題は正解が特にないものが多い。
具体的には「お話の記憶」でも記憶問題に続いて「このお話の続きがどうなればいいと思いますか?」という本人の好みを問う問題だったり、「お手伝いしたことのあるものはどれですか?」とか「公園で遊んだことのあるものはどれですか?」など、本人の体験を問うもので、解答はいくつあっても構わない。
娘をG大附属O小に通わせている早紀ちゃん(仮名)はO小のことを、「生きる力を本当に身につけさせてくれる学校」だと言っていた。
確かに出題傾向を見ても、自分で考えさせるタイプの問題が多いことがうかがわれる。
あとは本人の面接、親の面接、運動、行動観察、図工だがこういったものはとりあえずパス。
まずは「図形」と「お話の記憶」攻略だ。
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