予約を入れてから1ヵ月の間に動きがあった。直前には人事のトップと面談をし、過度のストレスで弱っているという判断から、会社で契約している産業医の先生に診てもらうようにというお達しが下されたのだ。産業医の先生に診てもらう日はなんと銀座の先生に診てもらう日とぶつかってしまった。産業医の先生に診てもらったあと、直行して銀座に向かうという強行スケジュールだ。
同じ日に、医学的科学的な見地からと、精神的呪術的見地からというそれぞれのプロフェッショナルに診てもらえるなんて、至れり尽くせりだ。
産業医の先生はとても優しくて、私の話によく耳を傾けてくれた。いろいろと話をした結果、「適応障害」という診断名が下された。先生の紹介で某大学病院の精神科を紹介され、有無を言わさず翌日予約を入れられてしまった。
適応障害、精神科・・・。ガーン!
「先生、私、病気じゃないですよね?」
にわかには信じがたく動揺する私。先生はニコニコしながら、
「だいじょうぶですよ。適応障害は皇太子妃雅子様も罹ってらっしゃるんですよ。あれと同じですからいわゆる高貴な方のご病気ですから」
とわけのわからない慰め方をしてくれる産業医の先生。まあなんでもいいや。異動さえできるのなら。
おっと時間だ。銀座へゴー!
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