2010年2月12日金曜日

夫の会社、買収される!!①

ずーっと社長と反りが合わず転職したがっている夫。
しかし人事の管理職というのはなかなか募集がないのと、彼の日本語能力も中途半端なので、日本人相手の人事をやるのが難しいこともあり、チャンスが巡ってこない。
たまにチャンスがあるのだが、なぜか最終で落とされてしまう。

しかし、それが災い転じて福となったことは前にも書いたとおり。
どれも最終で落とされたところは、あのリーマンブラザーズだったり、AIG生命だったり、名前は忘れたけど倒産したIT企業だったりと、結果的に落としてくれてありがとうというところばかりだったからだ。

しかし4月頃から夫の会社の雰囲気がきな臭くなり、外国人内勤スタッフは全員社会保険への加入が義務付けられ、日本の社会保険制度にまったくメリットを感じていない夫はそれだけで勤労意欲も大いに削がれ、ついでに手取りも大いに削がれ、我が家の財政悪化に結びついたのだった。
オー・マイ・ガァッー・まさに右肩下がり!

こんなときに私も働いていて良かったとつくづく思う。手取り減は痛いが、共働きの分、致命傷ではない。
しかし、その後にサラリーカットもあるという2番底にも耐えなければいけない。

実は我が家は結婚したばかりのときに役職者の夫は20%のサラリーカットをされたことがあり(←けど2年後ぐらいに元に戻った。けど夫はそのことをさらに2年ぐらい私に内緒にしてた)、サラリーカットの恐怖は初めてではない。

この平成の大不況の中、夫の会社の業績悪化もいたしかたないが、きな臭い空気の原因は社長が自分の持ち株の売り先を探すことに奔走しているところから発生している。
自分の会社なのに少しでも高く買ってくれるところがあれば、トットと売り払ってしまう、その見上げたアングロサクソン魂。
エゲツないぜ。アングロサクソン。

まあ夫もアングロサクソンだが。一応。
けど知能犯的でないところが、まるで根暗なアメリカ人とか、手先が不器用な日本人とか(←っていうか、それって私)、リズム感のないキューバ人とか、カレーを食べないインド人みたいに、“らしくない”。

そんなこんなで夫からメールが!
なんと英会話の大手Bが夫の会社を買収したとのこと。
そのBの親会社は教育業界最大手のBN!!
おお~、うちの会社の教育部門のライバル企業(←けどBNはこれっぽっちもそんなこと思っていないと思う)ではないか!!
アングロサクソン流経済策略に踊らされて、しらないうちに私たちは夫婦でありながらライバルの仲に!!

それよか、待遇とかどうなわけよ?

夫が言うには買収されたからクビになるとか、お給料が減らされるとか、降格されるとかはないということだが、今後はわからない。
外国人スタッフにも社会保険の加入を強制していたのは、日本企業に売る魂胆があって、その条件整備の一貫だったというわけだ。
まったくアングロサクソンのやるこたぁあよぉ~!!

けど考えようによってはイチ中小企業に過ぎなかった夫の会社が、これを機会に大企業のグループ会社として生まれ変わったわけでもある。
これって転職みたいなもの?

銀座の先生は今年の春にも転職運があるって言ってたけど、時期はハズしてるが、このことを言っていたのか?
ああ~、謎は深まるばかり・・・。

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