2010年11月17日水曜日
銀座の先生の事務所をあとにして
事務所を出るとさっそくHANAちゃんに電話する。HANAちゃんが働く事務所と銀座の先生の事務所は歩いていける距離にある。前から占いが終わり次第、お茶しようと約束していたのだ。
HANAちゃんはすぐにつかまり、近くのカフェでお茶しているという。「じゃあ、そっちに行くね」と指定されたカフェに向かう。
なんだかスッキリしない気持ちを抱えながら、すっかり日の暮れた銀座の街を歩く。
これまで占ってもらった過去の2回は勇気をもらったり、ワクワクしたり、希望に満ちた心で事務所をあとにすることができたが、今回は決定的に違う。
言われた話もどうも時系列で考えた場合に矛盾があっちこっちであるし、何よりもまったく「ハズされた」という事実がトラウマになって、はなっから信用できなくなっているのだ。
まあ所詮占いなのだから、そこまで期待するなよという話なのだが。金額が金額だけあってどうも納得いかんのだ。
HANAちゃんの待つカフェはすぐに見つかった。私に気付くといつものようにひまわりを連想させる明るい笑顔で迎えてくれる。
「どないでした?」
この日は飲み会が入っていてあまり時間がないと言っていたHANAちゃん。そのためかいきなり直球だ。
言われた内容を順を追って説明する私。その都度「うむうむ」と声に出してうなずくHANAちゃん。
つくづく終わったあと待ち合わせしてよかったと思う。
こんなモヤモヤした気持ちを抱えて地下鉄に乗って家に帰って、夫からそんなことで2万円も使ったのかとイヤミのひとつでも言われようなら余計にモヤモヤするではないか。
「なんかすっきりしないですねぇ。どないやねんって感じですもんね」
とHANAちゃん。
「うん。最初が一番インパクトもあったし、良かったかな。なんかだんだんトーンダウンしていく感じというか、もしかしたら先生もパワーダウンしてんのかな?」
「だって1日に何人も診てるんでしょ? 中には死ぬほど悩んでいる人とか、すっごいマイナスのオーラを出す人とかいるやろうから、そりゃあ消耗しますってっ!」
「そうやなあ~。2回目のときやったかいな、私の前に診てもらっていた人ってめっちゃ陰のある感じっていうのか、不幸なオーラが出てる人やったで」
「そうでしょ? そういう人に接していくうちにエネルギーを吸い取られたりすることもあるわけやから、よっぽどタフやないと本物ほど大変やと思う」
「それにしてもどないやねんって感じよ」
「ホンマですねえぇ~」
と堂々巡りの話を続ける私たち。
いずれにしても銀座の先生に4回目を診てもらうことはないなと、この期に及んでようやく悟った私であった。
けど言われたことの検証は続けますよ。
だって「ブログは続けてください」って言われたんですもの。
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