2010年11月9日火曜日

子どもたちのDVDデビュー①

 ある冬の寒い1日。この日は我が社の通信教育コースの宣伝用DVDの撮影日であった。担当のTさんからぜひうちの娘をモデルにしたいと言われ、ふたつ返事でお受けした。
 うちの娘はこのコースを年中のときからやっていたので、宣伝用のパンフレットに何回か利用者のコメントとして顔写真を載せたこともあり、「Aちゃんは可愛いのでぜひ♪」ということで白羽の矢が当たったのだ。

 他にも制作会社のスタッフのお子さんもモデルに出るということだったので、「なんだったらうちの息子もぜひ!」とTさんにねじ込んで、無理やり息子も出してもらうことに。
 ちなみに息子はひとりでコツコツやるような通信教育には向いていないと思い、このコースは取らしていない。
 今から思えば、お受験対策用に息子にもやらせればよかったと悔やむことしきり。
 うちの通信教育は小学校で学ぶ先取りが基本だから、お受験自体には内容はリンクしないけど(←お受験のペーパーと小学校で習うことはまったく別物)、机に向かってコツコツ勉強する習慣作りにはなったはずだ。

 Tさんによると撮影する内容はアイドルの卵の女の子がお姉さん役となって、子どもたちと歌ったり、手遊びしたり、踊ったりするのだという。2~3分の歌や手遊びを全部で6パターン撮影するということで、これと使用キャラクターの着ぐるみのシーンを合わせたものが今回、宣伝用のDVDの内容になるそうだ。
 DVDは資料請求してきたユーザーに資料と一緒に送られたり、イベント時にはモニターで流したり、場合によっては会社のHPにも流したりするらしい。
 そのプレス数はなんと8万枚!
 昔、私が作ったモロッコ音楽のCDより遥かに多いプレス数ではないかっ!

 この話を娘はずいぶんと喜び、「撮影だなんて、アイドルとかモデルさんみたい♪」とはしゃいでいた。
 対する息子は「絶対に出ないっ!」の一点張り。

 ちなみに子どもたちが赤ちゃんだったときに、登場する読者モデルの8割以上がハーフだという説のリクルート刊「赤ちゃんができたらすぐに読む本」こと略して「赤すぐ」にモデル登録をした。
 娘のときには結構頻繁に声がかかり、何度か出させてもらったし、そのうちの何回かは私もいっしょに撮影された。
 その当時、まさか30代半ば過ぎになって読者モデルとして雑誌に出られるなんて夢にも思っていなかった。これも子どもがいるといろんなことを経験させてもらえる一例だ。
 対する息子にはなぜか一度も編集部から声がかからず。
 多分いかにもハーフといったルックスの娘に対して、息子はあまりバタ臭くない。赤ちゃんのときは特に今より日本人色が強く出ていたので、ハーフ好きの編集部の好みには合わなかったのかもしれない。
 代わりにといってはなんだが、息子が1歳のときに街で芸能プロダクションのスカウトの女性から声をかけられたことがあり、あまりの誇らしさに鼻の穴を全開にしてあっちこっちで自慢しまくったら、うちの近所の子どもたちにとって一度や二度スカウトから声がかかることって全然珍しいことじゃないことが判明して、がっくりきたことがある。
 さすが都会の子どもは違うねえ~。
 うちの実家のほうならたとえ田舎者相手の詐欺だったとしても、スカウトなんて事態は末代まで話題になるぞ。

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