アルゴクラブとお受験写真撮影から1週間後。
保育園の親子遠足があり、ひょんなことからその後、息子のクラスメイトの礼恩(れおん・仮名)のおうちで飲むことに。
メンバーは礼恩くんの家族・河田家(仮名)と、同じくクラスメイトの敦くん(仮名)の家族・武田家(仮名)と、亘くん(仮名)の家族・大山家(仮名)と、大樹くん(仮名)の家族・若山家(仮名)とうちの5家族。
武田家からはママ、大山家は両親揃って、若山家はママと、それぞれのうちの子どもたちという内訳。
このメンバーで飲むのは初めてで、特に河田家の人々とこれまでまったく接点がなく、お話しすること自体初めてだった。
息子のクラスは19人中、男子13人、女子6人と男の子が多いクラスで、男女半々の娘のクラスとは雰囲気が違う。
中でも早生まれの息子はこのクラスで一番幼く、体だけは大きいが、いつまで経っても甘えん坊で赤ちゃんっぽい。
そのせいもあって、ちょっと前まで息子が遊ぶのは女の子たちとか、おとなしめの男の子たちのグループだった。
そのせいか私も息子のクラスで付き合うのは、女の子の親たちとか、おとなしめの男の子の親たちばかりで、たぶんたまたまだろうけど、そうした親たちはパパにもママにもキャリアがあって、適度に教育熱心そうな人たちばかりであった。
ひと言でいえば私にとってもっとも付き合いやすいタイプの人々である。
1年ほど前に大樹くんが転園してきてからは、息子と気が合うのかふたりでよくつるむようになった。
大樹くんのママとも飲んだこともあり、人材育成の仕事をしている彼女は仕事柄か子どもの教育に対して彼女なりのこだわりを見せていた。
それはみっちゃん(仮名)や由美子さん(仮名)たちとは別のベクトルのこだわりで、子どもには泥んこ遊びや、好きなことを思いっきりさせて、大らかな気持ちで子どもの自主性に任せるというものだ。
まあ、タイプこそ違うものの、彼女もある意味で教育熱心なタイプといえよう。
それとは別に息子のクラスには、いわゆる男の子らしい元気なグループがいて、これもたまたまなんだろうけど、なぜかこの子たちの親は自営業の人ばかりだ。
クラスのリーダーは敦くん。家はお蕎麦屋さんで小2のお兄ちゃんと娘と同じクラスのお兄ちゃんと敦くんの3人兄弟。
この武田3兄弟は“地元の亀田3兄弟”とも称されている。
全員判を押したように同じ顔をしていて、体格もよく、運動神経が驚異的にすばらしい。運動会のときなど、この兄弟の独壇場である。
ちなみにこの兄弟の次男坊も娘と同級生なのだが、やはり勢いはクラスでピカイチだ。もちろんこの兄弟の例外に漏れず体格もいいのだが、お兄ちゃんや敦くんがクラスでダントツに体も一番デカいのに対して、彼だけは唯一体格ではクラスで二番手に甘んじている。
なぜなら、彼のクラスにはうちの娘というタテにも横にももっとデカい女の子がいるからだ。(トホホ)
その敦くんとつるんでいるのが、礼恩くんでこのふたりが男の子道のレースを先頭きってぶっちぎっているのに対して、あとの男の子たちは大きく引き離されていて、次に走っているのが亘くんや大樹くん、それからまた大きく引き離されて他の男の子たち、そしてまた大きく引き離されて最後の最後がうちの息子というのが、私の認識だった。
ところがその認識が大いにグラついた衝撃の出来事が春に起こったのだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿