2010年3月4日木曜日

G大附属T小学校 募集公示始まる!

 学校説明会の翌日、衆院選があった。
 前日の夜、説明会から流れて池袋で飲んでいた私たちだったが、西口では民主党の鳩山党首が、東口では自民党の麻生総理が最後の舌戦を繰り広げていた。
 暑くて熱かった池袋の夜。
 結果は大方の予想通り、民主党の圧勝で政権交代が実現した。

 こうして民主党政権のスタートした9月だが、同時にG大附属T小学校の募集公示も始まった。
 公示内容がHP上にもアップされるというので、早速チェック。
 願書の配布日だとか、提出日、抽選の日付など、受験のスケジュールが掲載される。
 もちろん全ての日程を手帳にも、家に飾ってあるカレンダーにもすかさず記入。
 いよいよ始まるのだ。

 衆院選から一週間後の日曜日。
 陽太(仮名)ママことみっちゃん(仮名)と陽太が通っているアルゴクラブの見学に行くのと、お受験写真を撮りに行く約束をする。

 アルゴクラブというのは京都大学名誉教授 広中平祐先生と、数学者でありジャグラーとしても有名なピーター・フランクル氏がアルゴクラブ最高教室長として共同開発した小学校低学年向けの数理教育システムだそうで、パズルゲームや頭脳トレーニングなど、子どもたちが“遊び感覚”で楽しく取り込めるプログラムで、“算数センス”や“数学的思考力”を鍛え伸ばすということを売りにしているとのこと。
なんでもフランチャイズ方式で全国展開しているらしく、この講座を持っているのは全国区の有名進学塾だ。
小学1年生から3年生までを対象としている講座だが、年長クラスから講座をやっているところもあって、陽太は高田馬場にある有名進学塾で4月から通っているという。

「特にね、空間に対するセンスが養われるみたいなの。小学校になったらどうせ塾通いが始まるし、SG会の合間の寛ぎタイムというか、お遊び時間で息抜きになっているのよ。すっごくいいから、Aちゃん(うちの娘)も体験させてみない?」
とみっちゃんから言われて、行ってみることにしたのだ。

それにしても数理教育システムの講座が息抜きになっているというのが、すさまじい。
まあうちは私も夫も数学的センスがゼロなので、子どもたちにそういうものを期待するのも酷だろう。
 けどどこで何をするにしても今後必要になってくるのは、コミュニケーション能力と数学的センスだと私は考えている。
DNA的に数学的センスがなさそうならば、教育で補うしかないではないか。
だったらということで早速体験レッスンを受けてみることにしたのだ。

娘は陽太と電車に乗って出かけられるのがうれしいのか、ずっとはしゃいでいる。陽太も「俺が連れていってやるからよぉ」と張り切っている。
陽太がイキがって汚い言葉を使うたびに、みっちゃんが「これっ、面接でそんなんじゃ困るでしょ」と釘を刺している。

高田馬場にある有名進学塾の建物の中に入ると、中学受験の合格者の一覧がずら~と展示されていて圧巻だ。
小学校受験でどこにも入れなかったら、今度は中学受験なのか。
なんだか中学受験のほうが大変そうだ。
私は田舎者なので中学なんて近所の公立しか選べなくて、それが当たり前だと思っていたんだけど、中学受験で追い立てられても選択肢がたくさんあるほうがいいんだろうか。

私の場合は、中学生活が苦痛で苦痛で仕方がなかった。多分人生の中の一番の暗黒期は中学時代だと思う。
小学生のときとメンバーがまったく同じで、田舎の中学のくせに校内暴力全盛期だったこともあって、めちゃくちゃ荒れていた。
ヤンキーたちからいい子ぶりっこだと思われていた私なんぞはいい標的で、いやな目には散々あった。
毎日毎日、あいつら全員死ねばいいのにと退屈な授業のときなんぞは、ひとりひとり具体的にどうやったら一番苦しんで殺してやれるのかマジで考えていたし、突然地震でも災害でも起こって中学なんかなくなればいいと思っていた。

漫画なんかに出てくるヤンキーのいないナントカ学園なんて、いったいどこにあるんだろう。
もしそんな素敵な楽園みたいな中学があるのなら、行ってみたかった。
自分で行きたい中学が選べるのなら選んでみたかった。
そう考えると中学受験もありだな。
あ、でも小学受験で成功すれば中学受験もパスできるんだし。
でも入った小学校が合わなければ、そのまま中学に行けても苦痛だろうし。
こういうのって、考え出すとキリがない。

あ、でもうちは銀座の先生によると、小学校受験以降は大学受験まで受験しなくていいんだった!

それってホンマかいな。

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