2010年10月1日金曜日

発表前夜②

あと問題がひとつ。土曜日(翌日)は2次試験の発表でこの日は子連れでもOKなのが、2次試験に受かってる場合、日曜日(翌々日)の朝っぱらから3次試験すなわち抽選がおこなわれる。
この抽選は保護者1名のみの参加になるので、娘を連れて行くことができない。
夫たちはすでに空の人。そして日曜日のその時間帯はバレエの日。どうする!?

一番この場合頼みやすいのは家も近く、バレエもいっしょの朔美ちゃん(仮名)のところで預かってもらうことだろう。
しかも朔美ちゃんもT大附属T小を受けてるんだし。
朔美ちゃんも娘も2次試験に通っていて、私と朔美ちゃんのパパかママどちらかといっしょに抽選に行き、娘と残ったほうの朔美ちゃんの親子でバレエに行ってもらい、終わったら帰ってくるまでのちょっとの間、朔美ちゃんのおうちに居させてもらうことができればベストだ。
その場合、3次抽選には当然うちも朔美ちゃんも通って、「バンザイ!」ってことでそのあとそのままランチでお祝いにしちゃってもいい。

けど朔美ちゃんのところは2次試験に落ちてしまっている場合、どうする? 娘だけ預かってもらうのは気まずいけど、ほかに頼める人がいるわけでもなし。
この場合も頼んでみるしかない。

夕方朔美ちゃんのところに電話をして、「まだ2次試験の結果も出ていないし、受かっている可能性も低いだろうけど、それでも万が一という可能性もなくはないだろうから」というまどろっこしい前置きをしたうえで、その場合にはパパはイギリスに帰ってしまったので、娘を預かってほしいというお願いをした。
すると「じゃあ、Aちゃんが来るなら掃除しなきゃね」と快く引き受けてくれる朔美ちゃんママ。

「今日、Cグループはどうだったの?」
「う~ん。うちはダメだね」
と即答する朔美ちゃんママ。
「図形も4,5問残してるし、製作も途中までしかできなかったらしいし、うち元々クマ歩きも得意じゃないんだよね。あ、そうそう。Aちゃんのグループって始めのあいさつと終わりのあいさつをさせたって言ってたじゃない? うちの子たちはそういうのもなかったって。だからいいことはなんにもなかったって感じよ。そうそう、今日たまたま雪美ちゃんママ(=由美子さん)とバッタリ会ったんだけど、ふたりしてうちは落ちてるよって言い合ってて、3人の中で有望なのはAちゃんだけねって話してたんだよ」
「そんなの結果を見てみないとわかんないよ(←と言いながらかなりまんざらでもない感じ)」
「いやあ、Aちゃんだけだね。受かってるのは。じゃあ土曜日に連絡を取り合いましょう」
ということで、後顧の憂いもなし。

そうそう3次抽選のある日曜日の夜は黒百合姉妹のライブに行くことになっている。3次抽選も通ったあとのライブはさぞかし至福のときが約束されるだろう。
そう思っているときに黒百合姉妹のJURIから電話が入る。
「あさってのライブ、もちろん来るよね?」
「うん、行く行く」
「何度も悪いんだけど、また英語お願いしたいんだよねえ」
「いいよ。けど年明けでいい?」
「もちろん。今度はホームページの英語を見てほしいんだけど」

はっとここで思い当たった。黒百合姉妹から英訳仕事(←お金はもらってないけどなっ)が来たのはこれで3回目。
皆さん、すっかりお忘れのころだと思うが、銀座の先生から「3回、次の仕事につながるようなお願いごとを2009年はされる。ボランティアでも受けること」と言われたことは、黒百合姉妹関係の英訳のことだったのだろうか。
時期は違うけど、なんとなくこのことのような気がしないでもない。
私は黒百合姉妹の大ファンである。
どんな仕事であれ、黒百合姉妹に関わることが仕事に結びつくならばこんなうれしいことはないだろう。

それと同時にJURIが占い師でもあることを思い出した。
「そうそう、うち娘が今、受験していて明日、2次の発表があって黒百合のライブの日は3次抽選なんだけど・・・」
「あ、ごめん。私ね、受験関係のことは診ないって決めてるんだよ」
即答するJURI。そうだったんだ! そんなの知らなかったぞ!
「受験のことは当たるも八卦だし当たらざるのも八卦だから、保証できないんだよ。だからね、診ないようにしてるんだ」
まったくぅ~。占い自体が当たるも八卦、当たらざるも八卦なんだから、答えになってないよなあ~。
けど診ないことがポリシーならしかたない。
その割には「どこ受けたの?」などと根掘り葉掘り聞くJURI。
久しぶりにJURIと長電話を楽しむ。

いよいよ明日は2次試験の発表日。
夫のいないベッドはなんだかやけに大きく感じられ、久しぶりに私は娘と同じベッドで眠った。
娘からは女の子らしい甘い匂いが漂ってきて、寝顔を見ながら幸せな気分に浸ったのであった。

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