2009年4月6日月曜日

四柱推命2

 それから3日後。
「おかんに聞いておきましたワ」
にんまりと笑いながら切り出すHANAちゃん。
「おお~、どうやった?」
「清永さん、めっちゃ、ええですヨ。なんか来年以降から運気あがるらしいですヨ。おかんの占いからも好きなことやったほうがええって出てましたワ。やっぱ来年以降、興味持ったもんがええって」
「もう11月もけっこうすぎてるやろ? 来年なんてすぐやん。急に興味が出てくるようなことなんって、なんかあるんかいな? まさかフラメンコとか?」
ちなみに私はこの年の4月からフラメンコを習い始めていた。ただ元来運動神経とか反射神経とかがよろしくない私はクラスの落ちこぼれだ。先生からも人一倍怒号を飛ばされる。まさか実は私には隠れた才能があって、「エースをねらえ!」の岡ひろみのように先生から怒られまくっているのは、先生が宗像コーチのように私の才能に気がついたから? そして才能が花開きいつしか日本を代表するフラメンコダンサーのように。
そう、小松原庸子先生の後継者はこの私なのよ!(←完全妄想状態)
「いや、おかんいわく、清永さん、体を使うことって全然あかんらしいですワ」
ああ、やっぱり。あるわけないか、フラメンコの才能なんて・・・(妄想崩壊中)。くう~、占いにまで私の運動ウンチぶりがあらわれているとは!
 「あとお金に困ることもないっていうてましたワ。それとね、ダンナさんにめっちゃ恵まれるんですって! それは当たってるでしょ。ダンナさん、めっちゃええ人ですもんね」
 ああ、まただ。それって配偶者運がいいということか。それは絶対にうれしい。
何よりも残りの人生を共に過ごしていく相手なのだ。子どもを育てるという人生最大の共同プロジェクト作業もある。
 その相手に恵まれているというのは大いに感謝すべきだ。

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